10月14日、15日に、「富士山の見える山&温泉の旅」に行ってきたという話は、以前、このブログでも書かせていただきましたが、実は、その旅の流れで、もう1ヶ所、「富士山」と同じ位“魅力的な場所”に行ってきたので、今回はその事について書かせていただきたいと思います。
一般的に“夢の国”と言うと、大抵の方は「東京ディズニーランド」を思い浮かべると思うのですが、ジブリ好きの僕にとっての“夢の国”は「三鷹の森ジブリ美術館」です。
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(日本一の山を堪能した後は、僕にとっての“夢の国”三鷹の森ジブリ美術館へ。トトロによる、これ以上ないお出迎え)

以前から「行きたい」と思っていた場所の一つだったのですが、腰が重くて、中々行けずにいました。
今回、ようやく、念願叶って、行く事が出来たわけですが、流石は“夢の国”、平日にもかかわらず館内は沢山の人で賑わっていました。
ローソンのLoopiで購入した入場引換券を入り口でジブリ作品の35mmフィルム(3コマ分)付きの入場券に引き換えるのですが、僕の入場券は、僕の大好きなジブリ作品「紅の豚」のワンシーンで、ポルコ・ロッソとドナルド・カーチスの決闘シーンの一部でした。
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(ジブリ作品の35mmフィルム(3コマ分)付き入場券。僕のフィルムは僕の大好きな「紅の豚」のワンシーンでした)

皆さんの方が良くご存じで、僕が説明するまでもないと思いますが、館内には「となりのトトロ」のネコバスルームや映像展示室の「土星座」、売店の「マンマユート」などがあり、常設展示室では、アニメーションの原理、原始的なアニメなどの展示、製作スタジオの風景再現、歴代ジブリ作品の絵コンテなどの資料が見られるようになっていて、そのどれもがジブリ好きにはたまらない展示になっています。
特に僕は「となりのトトロ」のネコバスルームが気になりましたが、小学生以下のお子様しか遊べないという事だったので、“大きい子供”の私は後ろ髪を引かれる思いでしたが、我慢して通り過ぎました。
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(屋上に立つロボット兵。今回は飛行石を持っていなかったので、ロボット兵を動かす事は出来ませんでした。残念)


屋上には「天空の城ラピュタ」で登場する“ロボット兵”がドーンと立っていて、その奥には、ラピュタ中枢部にある“黒い石”と呼ばれる石版がドーンと置かれています。
“ロボット兵”は高さ約5mもあり、迫力満点ですが、実はジブリ美術館の守り神だそうで、とても優しい顔で佇み、美術館の“平和”と“繁栄”の為に、24時間365日、その場に立ち続けています。
“黒い石”には「ラピュタ語」の文字がしっかりと刻まれていますが、「ムスカ大佐」と違って、勉強不足の僕には何と書いてあるのか、さっぱりわからず、非常に悔しかったので、次の機会までにしっかりと勉強して、全て解読出来る様になりたいと思います。
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(入場券にパンフレット、そして自分へのお土産として買ったスケッチブック。イタリアのトリコロールカラーが素敵です)

一通り全て見終わった後は、「マンマユート」という名の売店へ行きました。
「マンマユート」とは「紅の豚」に登場する空中海賊団の事で、イタリア語で「ママ、助けて」という意味です。
(因みに、イタリア語で書くと「MAMMA AIUTO」と書きます)
以前、このブログでも書きましたが、僕はイタリアに一年間留学していた事があるので、多少イタリア語がわかります。
なので、イタリアを舞台にし、作品中にも度々イタリア語が登場する、この「紅の豚」という作品が僕はとても好きです。
「マンマユート」という売店は、その名の通り、「ママ、助けて」と言わんばかりに、素敵な商品がイッパイで、「あれも欲しい」、「これも欲しい」ってなってしまうので、ジブリ好きにとっては、その高まる“購買意欲”を抑え込むのが非常に大変なお店です。
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(カッパCLUBのお客様に頂いた「ジブリみやげ」コレクション。僕の宝物です。ジブリ好きを公言してて良かったです)

外に出ると、すっかり日は傾き、もう夕方になっていましたが、宮崎駿氏本人の断面スケッチを元にデザインされた建物は、その綺麗な夕日に照らされ、キラキラと輝き、何となく、昼間よりも、更に、“ジブリっぽい”なと思いました。
今回、三鷹の森ジブリ美術館を初めて訪れて思った事は、ジブリ作品同様、一度見ただけ、一度訪れただけでは、その全てを理解するのは難しいのかなという事で、繰り返し見る事、繰り返し訪れる事で、その本質が見えてくるのかなと思いました。
この美術館を訪れた後、今まで以上にジブリ作品を見る回数が増えましたし、今まで以上に見てるときに気持ちが入っている気がします。
また近いうちに再び訪れ、今度は“黒い石”に刻まれた「ラピュタ語」の文字を解読したいと思います。

2012年11月12日 倉田文裕