先月1月10日発売の「BE‐PAL」2月号で「日本全国ウォーキング旅100選」という特集が組まれ、僭越ながら僕自身もその中で「谷川連峰馬蹄形縦走路」と「スノーカントリートレイル」、「ハセツネ(日本山岳耐久レース)コース」の3本のトレイルを紹介させていただきました。
BE-PAL 3月号 表紙
(BE‐PAL3月号の表紙。今回の特集は最新デジタル一眼&ミラーレス一眼精鋭10機種+1・徹底フィールドテスト)

今月10日に発売の「BE‐PAL」3月号では「最新アウトドア派カメラ 精鋭10機徹底解剖」という特集の中で、ある1機の“本物カメラ”を実際に使わせていただき、その“使用感”や“カメラ歴”、“写真とブログとの関係”等々をご取材いただきましたので、今回はその事について書きたいと思います。
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(「PENTAX」の「K-3」。僕にとっては初めて使用した本格一眼レフでした。まずそのカッコ良さに惹かれました)

今回、僕が手にしたカメラは「PENTAX」の「K-3」。
このカメラは「フルサイズセンサー搭載の本格一眼レフとしては小型軽量」、「防塵・防滴・タフボディのアウトドア仕様」、「ローパスフィルターあり/なしを選べる(「なし」にすると、目の覚めるような描写ができる)」という特徴があるという事ですが、僕はその機能云々よりも、先ずこのカメラの見た目の美しさとカッコ良さに強烈に惹かれました。
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(同じ木を見上げるという行為でも、普通に見上げるのとカメラを通して見上げるのとでは見え方が違う気がします)

僕はどちらかと言うと“形から入る”タイプなので、昔から新しいシューズやウェアなどを手に入れると、ただそれだけで嬉しくなってしまい、中々それを使わないという事が多々ありました。
しかし今回は我が家にカメラが届いたその瞬間にすぐ外へと持ち出して撮影をしました。
カメラ本体にバッテリーとSDカードを入れ、レンズを装着し、ストラップを通して首から下げる。
僕がやった事はただそれだけで、撮影の練習も写真の勉強も何もしていませんが、“本物カメラ”が持つ力が僕に勘違いをさせたのか「何か良い写真が撮れそう」という阿呆で恥ずかしい錯覚に陥りました。
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(氷から滴り落ちる“雫”を連続写真でとらえた一枚。自分が撮りたかった“瞬間”をしっかりと捉える事が出来ました)

以前このブログでも書きましたが、僕は数年前まで写真を撮る事にそれほど興味がなく、撮られる事も苦手だったのでカメラというモノ自体に全くと言っていいほど興味がありませんでした。
それがこのブログを始めた頃から少しずつ写真を撮る機会が増え始め、写真の楽しさも少しずつわかってきました。
そして今回僕は初めて“本格一眼レフ”というモノを手にし、近所の緑地やベランダの植物、高校サッカーや正月の風景などを撮影しましたが、こんなに「写真を撮るのが楽しい」と思った事はありませんでした。
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(日が落ちた頃に撮影した神社の境内。実際はもっと暗かったのですがフラッシュなしでここまで綺麗に撮れました)

僕は特にこのカメラの“近くのモノが非常にキレイに撮れる”という事と“暗い場所で撮影した写真が非常にキレイ”という事に感動しました。
“写真を撮るのが楽しい”と感じられた最大の要因もそこにあると思います。
氷から滴り落ちる雫、寒い冬でも青々とした苔、七輪の中で赤々と燃える木炭、幻想的な光を放つ照明。
「ここで撮影したらどんな写真が撮れるんだろう」、そういう思いが常に心の中にありました。
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(誌面上でも“逆光の雪のトレイル”の写真が掲載されていますが、逆光でもご覧の通り細部までキレイに写ります)

誌面上でも語っていますが、僕のブログは写真ありきで、恥ずかしながら僕は写真がないとブログが書けません。
自分で撮った写真を見てようやく「あっ、この題材でブログが書けるかも」と考えます。
僕の中で「ブログ」とは本来“タイムリーに旬な話題を書くもの”だと思っていますが、僕のブログがタイムリーではなく少し遅れ気味になってしまうのは、文章を考えるのが遅いという事もありますが、最大の理由は“写真が無いとブログが書けない”という事が根底にあるからだと思います。
“写真を撮る”、 “題材が見つかる”、“ブログを書く”。
この流れはブログを始めた当初よりも今の方がより強くなっている気がします。
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(七輪の中で赤々と燃える木炭。冬の寒空の下、暖を取る為に置かれていた七輪でしたが柔らかい炎が印的でした)

その他にも誌面では“自分撮り”についても少し触れています。
今回使用したカメラでは“自分撮り”はしませんでしたが、僕は一人で山に行った際に「ここをバックに撮影したら良い写真が撮れるかも」と思ったら、道標や石の上などにカメラをセットしてセルフタイマーで“自分撮り”をします。
よく僕が一人で山を走っている写真を見た方に「誰に撮ってもらってるの?」と聞かれますが、十中八九“自分撮り”で撮った写真です。
取材いただいた時も1番盛り上がった話題はこの“自分撮り”についてでした。
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(国宝松本城と堀に映る“逆さ城”。ありがちな構図ですが大好きな松本市の象徴を今までで一番綺麗に撮れました)

今回、初めて“本格一眼レフ”で撮影をして、新たなモノの見方というか、今までは感じる事が無かった世界観みたいなものを感じる事が出来ました。
普段ならばこんな角度から物を見る事はないだろうという角度から物を見てみたり、今まで散々見てきた場所をファインダー越しに眺めてみるとまた少し違う世界が広がっていたり、とにかく楽しい時間でした。
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(青色のLED照明を撮影したらどう映るのかなと思い撮った写真。生で見る光よりも幻想的な光の写真が撮れました)

今までは走るという事を考慮して、「よりコンパクトなカメラを」と考えていましたが、これからは一眼レフのカメラを片手にゆっくりと歩きながら撮影を楽しむというスタイルに移行して行くのもいいかなと思っています。
BE‐PAL」3月号では今回ここで紹介した写真の他に僕が撮った写真やブログや自分撮りについて語った記事なども掲載されています。
是非ご一読下さい。

今回のブログで使用した写真は全てペンタックスK-3」で撮影しました。

2014年2月10日 倉田文裕