Parole 「今、言いたいこと」

Eroina 「アドベンチャーレース界のヒロイン」

先日、プロアドベンチャーレースチーム「Team EAST WIND」が11月にブラジル・パンタナールで開催されるアドベンチャーレース世界選手権に出場する事を発表しました。
メンバーは田中正人さん(キャプテン)、山北道智さん、西井万智子さん、高濱康弘さんの4名。
※田中陽希さんは「二百名山ひと筆書き」 に挑戦中のため不参加
西井さんと高濱さんはこのレースが海外アドベンチャーレース初出場となります。
11406627_832798630144676_5283360988336519537_n
(「Team EAST WIND」が今年11月に参戦する「アドベンチャーレース世界選手権」の舞台はブラジル・パンタナール)

アドベンチャーレースは基本男女混成でチームが構成されるので、少なくともチームに1人は女性メンバーがいます。
海外には男性メンバーすらも牽引してしまうような屈強な女性レーサーもいますが、通常は男性メンバーの方が女性メンバーよりも体力面で勝っていることが多いので、レース中はいかに男性メンバーが女性メンバーをフォローしてチームとして速く進めるかがポイントになります。
1536723_607942432630298_394832331897321570_n
 (西井万智子さん。ガイドネームは「マチマチ」)

今回のレースでは、チームのエースである田中陽希さんが「二百名山ひと筆書き」 挑戦中で不参加となる為、全てのアクティビティーで厳しい戦いになる事が予想されます。
カヤックやラフティングなどのウォーターアクティビティーは特に苦戦するのではないかと思います。
というのもこれらのアクティビティーはトレッキングやマウンテンバイクと違い、自主練として一人で練習するのが難しく、経験値を上げるためにTeam EAST WINDしっかりとした環境が必要になるからです。
しかし、そんなウォーターアクティビティーで今回活躍しそうなのが女性メンバーの西井万智子さんです。
西井万智子さんは「Team EAST WIND」に関わった女性メンバーでは初めてカッパCLUBのリバーガイドに合格しました。(6月2日)
カッパCLUBとは群馬県みなかみ町にあるラフティングツアー会社で、田中正人さんも、田中陽希さんも、僕もこの会社で働き、仕事をしながらウォーターアクティビティーの基礎、水の怖さ、楽しさを身をもって学んできました。
11245496_818672151557324_5402077157303291021_n
(「Team EAST WIND」に関わった女性メンバーでは初めてカッパCLUBのハイウォーターガイドに見事合格しました)

田中正人さんの情報によると「Team EAST WIND」に関わったメンバーでカッパCLUBのハイウォーターガイドに合格したのは男性メンバーを含めても過去6人(田島健司さん、横山峰弘さん、駒井研二さん、高畑将之さん、田中陽希さん、倉田文裕)で、7人目の合格者が西井万智子さんということになるそうです。
カッパCLUBでどんな水量でも下れるガイド(ハイウォーターガイド)になるというのはそう簡単な事ではありません。
僕はこのハイウォーターガイドになるのに3年かかりました。
一方の西井万智子さんは2年でハイウォーターガイドになりました。
これは本当に凄い事、価値のある事で、この裏には様々な試練に耐え抜いた本人の相当な努力とカッパCLUBの先輩ガイドの皆さんの途轍もない大きな愛情があったのではないかと思います。
CIMG9244
(田中正人さんに「初めてのわりには筋がいい」と言わしめたシーカヤック。11月のブラジルでも漕ぎまくって下さい)

過去にカッパCLUBでガイドができるレベルの女性メンバーがいなかったわけではないと思います。
住み慣れた場所を離れみなかみ町に移住しなければならない、仕事を変えなければならないといったハードルの高さ故に挑戦しようと思える人が中々いなかったのかもしれません。
西井万智子さんはその高いハードルに挑み、「イーストウインドのメンバーとして、本物のアドベンチャーレーサーになりたい」という強い思いをもってみなかみ町へとやってきて見事ハイウォーターガイドになりました。
僕はチームに身を捧げる「覚悟」というか、「本物のアドベンチャーレーサーになりたい」という気持ちの強さが凄いなと思います。
アドベンチャーレースにおいてカヤックやラフティングなどのウォーターアクティビティーで“漕げる”ということは“地図が読める”、“マウンテンバイクに乗れる”というのと同じくらい重要なことです。
今回初めて“漕げる”女性メンバーが誕生したことは「Team EAST WIND」にとっても、日本のアドベンチャーレースにとっても非常に大きなことなのではないかと思います。
10985935_780758828681990_3167118935125407898_n
(陸上ではフルマラソンのタイムトライアルや土合駅の462段の階段を利用してのトレーニングを行っているそうです)

「本物のアドベンチャーレーサー」になるための一歩をしっかりと踏み出した西井万智子さん。
アドベンチャーレースは「地図読み」、「マウンテンバイク」、「カヤック」、「ロープアクティビティー」等々、複数種目をこなす必要がある競技ゆえ習得するべき事が沢山で大変だと思いますが、カッパCLUBでしっかりとやれている時点で資質充分だと思いますので、田中正人さんや田中陽希さんのような世界レベルのレーサーを目指して頑張っていただきたいと思います。
「本物のアドベンチャーレーサー」を目指せる女性メンバーがカッパCLUBから生まれたことは「Team EAST WIND」の育ての親である小橋研二さん(前カッパCLUB社長)もとても喜んでいると思います。
僕も世界一を目指す「Team EAST WIND」をこれからも応援し続けます。
そして、「Team EAST WIND」の頑張りを力に換えて自分自身も頑張りたいと思います。
田中さん、山北さん、西井さん、高濱さん、頑張って下さい。

2015年6月15日 倉田文裕 

Festa di nascita 「小橋研二生誕祭」

9月12日、群馬県みなかみ町にありますアウトドアツアー会社「カッパCLUB」で催された「小橋研二生誕祭」というイベントに参加してきました。
9月11日が同社前社長の小橋研二さん(以下「社長」)の 誕生日で、その翌日の12日にカッパCLUBのOBやお客様、所属ガイドのご家族などが集まり、お祭り好きだった故小橋研二さんの誕生日を皆で祝いました。
小橋研二SCT実行委員長
(僕にとって小橋社長は決して頭の上がらない、決して足を向けて眠る事の出来ない大変お世話になっている方です)

午前中は利根川でラフティング、午後はバーベキューをしながら社長の話等で盛り上がりました。
僕自身久しぶりのみなかみでカッパCLUBの皆さんやお客様、そしてOBの皆さんに会うのも久しぶりだったので、カッパCLUBに向かっている最中からずっとワクワクしていました。
DSC_5415
(ツアー出発前に10艇のボートをピラミッドのように積み上げ川に浮かべて記念撮影をしました。やる事が壮大です)

以前このブログでも『Presidente di KAPPA CLUB 「カッパCLUB代表取締役社長」 小橋研二さん』というタイトルと『Grande persona 「偉大なる人物」』というタイトルで2度ほど社長について書いた事がありますが、僕にとって小橋社長はどんなに感謝しても感謝し尽くせないほどにお世話になった方で、僕がアドベンチャーレースチーム「Team EAST WIND」に入る為にカッパCLUBへとやって来た2009年から現在までずっと面倒を見ていただいてきました。
そんな小橋社長に僕が出来る事と言ったら少しずつ恩返しをしていくという事以外に無いのですが、今回の生誕祭では社長の大好きなラフティングとバーベキューを思いっきり楽しみ、社長について皆で熱く語り合う事が少しでも社長への恩返しになるのではないかと思い参加しました。
DSC_5454
(僕はTeam EAST WINDのマチマチさんガイドのボートに乗りました。ボートの周りには社長の写真が飾られています)

ラフティングはボート10艇にガイド、お客様、OBが分かれて乗り、どのガイドさんが担当するボートに乗るかはクジ引きで決めました。
僕は「Team EAST WIND」の2014年度トレーニング生であるマチマチさんが担当するボートに乗らせていただきました。
元「Team EAST WIND」メンバーの僕がこれからのイーストウインドを担っていくマチマチさんのボートに乗る事になったのも何かの縁で、社長の特別な力が働いているのかなという気がして嬉しく感じました。
DSC_5591
(ガイドによる連続技成功後の写真。ガイドの皆さんの絆の強さ・仲の良さが良く表れている良い写真だなと思います)

夏の渇水時期という事もあり下れる区間は短かったのですが、「竜ヶ瀬」、「フリッパーズ」、「ショットガン」、「メガウォッシュ」といった名のある瀬(激しいポイント)を通過する度に過去に自分がガイドをしてここを下った時の事が思い出されてとても懐かしく感じました。
途中の流れが緩く、水深が深い場所ではひっくり返したボートを使ってトランポリンのようにして遊んだり、ゴール手前の瀞場では1艇のボートにお客様とOB、そして乗れるだけのガイドさんが全員乗り込んで遊んだりしました。
カッパCLUBでのラフティングハイドロスピードシャワークライミングといったアクティビティーの数々、本当に楽しいので是非一度体験してみてください。
10670184_694182424006878_1566076750968523825_n
(お客様もOBもガイドさんも全員仲良く同じボートに乗り込んで記念撮影。やっぱりイナ〇!百人乗っても大丈夫!)

午後は前述の通りカッパCLUBのテラスでバーベキューをしながら社長について熱く語り合いました。
食事はバーベキューの他にカッパCLUBのキッチンスタッフ「タクちゃん」お手製の美味しい料理もふるまわれ、身も心も胃袋も十分に満たされ幸せでした。
午後のバーベキューには午前のラフティングには参加されなかった「Team EAST WIND」のキャプテン田中正人さんや元メンバーの田島健司さん、駒井研二さん、ラフティング世界王者チーム・テイケイ元メンバーのダイゴさんといったカッパCLUBOBの錚々たる面々が顔をそろえ小橋社長の誕生日に華を添えました。
P1070841
(カッパCLUBでは息子が皆さんに可愛がっていただき超ご機嫌でした。皆様これからも何卒よろしくお願い致します)

僕は社長やカッパCLUBのスタッフの皆さん、OBの皆さん、そしてカッパCLUBと社長をこよなく愛して下さっているお客様の皆さんに自分の近況を報告する事が出来とても嬉しく感じました。
そして自分の新しい家族を皆さんに紹介出来た事が何より良かったと思います。
このような機会を作って下さったのもまた小橋社長なので重ねて感謝をしなければならないと思います。
P1070869
(10月4日にみなかみ町の水紀行館周辺で行われる里山アドベンチャーについて話し合うシンゴくんと田中正人さん)

バーベキューの最後にはカッパCLUBのイベントには無くてはならない催し物の一つ、ガイドのキング君が作ったビデオが上映されました。
キング君が作るビデオはツアー中に起きたハプニングや笑える映像が面白おかしく、そして時にカッコ良く編集されていて毎回非常に盛り上がります。
今回も彼のセンス溢れる笑えてカッコイイ映像に皆釘付けになりました。
今回の生誕祭で上映された映像は残念ながら見る事が出来ませんが、キング君が作った映像はこちらで見る事が出来ますので是非一度見てみて下さい。
20140912am3
(「生誕祭」に参加された方全員での記念撮影。社長を慕い集まった正に「カッパファミリー」と呼ぶに相応しい“家族”)

小橋社長の生誕祭には来年以降も開催されれば社長への感謝の気持ちを込めて参加したいと思います。
今回の生誕祭には平日にもかかわらず沢山の方が参加して下さり、人と人とを繋げる社長の力というのは本当に凄いなと思いました。
願わくば次回の生誕祭には今回参加したくても参加できなかった沢山の“小橋社長親者”の皆様にも参加していただき年を重ねる度にこの祭りが盛大なものになれば良いなと思います。
そしてこの生誕祭が10年後も20年後もそれ以降もカッパCLUBが存在する限り続いてくれると嬉しいなと思います。
最後にカッパCLUBのスタッフの皆様へ。
生誕祭開催にあたり当日以外の準備や片付けなど大変だったと思いますが、皆様のおかげで非常に楽しいお祭りになりました。
本当にありがとうございました。
CIMG6491
(社長と2人で登った思い出の山「大水上山」。昨年11月に登った時の写真です。また社長と一緒に登りに行きます)

最近すっかり涼しくなってきて、この季節になると小橋社長と2人で登った思い出の山「大水上山」に登りたくなります。
今は群馬県に住んでいないのでそう簡単にはこの山に登りに行けないのですが、この秋時間を見つけて小橋社長と「大水上山」に登りに行きたいと思います。

2014年9月25日 倉田文裕
 

Morale in montagna 「山でのマナー」

数年前からトレイルランナーのマナーについてしばしば悪い噂を耳にするようになりました。
僕はトレイルランニングの人口増加に伴いこれから更にこの問題が大きくなっていくのではないかと心配しています。
私はプロのトレイルランナーでもないですし、トレイルランニングを生活の中心に据えている競技者でもないので、自身これといって被害を被っている訳ではありませんが、トレイルランニングを趣味として楽しんでいる市民ランナーの1人として今のこの実情をとても悲しく感じています。
CIMG6519
(山にも守るべきルール・マナーがあります。ルール・マナーをしっかり守り気持ち良く山に登りましょう)

僕が直接聞いた事のある実例としては登山道をはみ出す木段などを壊してそのまま立ち去る後ろから近づいてきて声もかけずに抜いていく等々です。
間接的に聞いた事のある実例としては“登り優先というルールを守らない”、“道を譲ってもお礼の言葉がない”、“混雑したトレイルを登山者を押しのけて駆け去る”などという事を聞いた事があります。
CIMG5457
(状況にもよりますが、登山道では基本“登りが優先”です。譲り合いの心を持ち安全にすれ違いましょう)

どれも“マナー”というよりは“モラル”の問題ではないかと思う事ばかりですが、幾つか挙げた実例を街中で起きた事として考えるとその危なさや非常識ぶりがわかると思います。
例えば沢山の登山者が列をなして歩く夏の富士山を我が物顔で駆け抜けていくという行為は、休日でごった返した竹下通りで他人の迷惑を考えずに走り抜けていくようなものです。
普通ならそんな場所で走ったらどれだけ迷惑かわかると思うので、そんな場所で敢えて走ろうとは思わないでしょうし、先ずそんな場所で走ろうという発想自体が沸いてこないと思います。
CIMG6166
(渋滞してようが空いてようが、広い道だろうが狭い道だろうが、歩行者優先というルールは変わりません)

舗装路だろうが、河川敷だろうが、登山道だろうが、
歩行者優先というルールは変わらない訳で、トレイルランナーは歩いている登山者の方が優先という事を忘れずに登山者の方の邪魔にならないように山を走らなければなりません。
もし走り行った山の登山道が走れないくらい混雑していたら、その山、そのルート、その時期は走るべきではないのかもしれません。
CIMG6152
(登山道から外れて歩くと美しい自然を破壊してしまいます。安全の為にも登山道を歩くようにしましょう)

私自身一市民トレイルランナーとして、1人の人間として、決して誉められた人格の持ち主ではありませんので、「完璧にマナーを守っています」、「完璧なモラルを持っています」とは口が裂けても言えませんが、登山道の入り口に「トレイルランナー立ち入り禁止」という看板が立ってしまう日が来る事のないよう、山に携わる全ての方たちと良好な関係を保っていければ
いいなと思います。
CIMG6425
(この日本の美しい山々を汚さぬよう僕自身“マナーを守り”“モラルのある”人間でありたいと思います)

山ではまだまだ新参者で、少し特殊な事をしているトレイルランナーが特別な目で見られてしまうのはある程度仕方のない事です。
目立ってしまうからこそ、悪い所はより悪く見られてしまいますが、その逆もまた然りで、目立つからこそ良い所はより良く見てもらえる可能性があります。
山に携わる全ての方たちとトレイルランナーが良い関係を保っていく為に、非力な僕が出来る事は少ないかもしれませんが、僕なりに出来る事をやっていければと思います。
165993_387198541337771_2016722372_n
(普段は街で人とすれ違っても挨拶をしなくても山では挨拶をする。これも山の一つの美しさだと思います)


山の素晴らしい所、それは見ず知らずの人とも自然と挨拶をし、譲り合いの精神が自然と生まれるところだと僕は思っています。
そして日本の美しい山にはマナーを守り、モラルのある心優しきトレイルランナーが良く似合うとも思います。
僕自身もそんな心優しきトレイルランナーになりたいですし、日本中が心優しきトレイルランナーでいっぱいになったら良いなと思っています。


2014年6月23日 倉田文裕

Grande sfidante 「グレートトラバース ‐ 日本百名山ひと筆書き」

文筆家であり登山家でもあった深田久弥の著名な山岳随筆「日本百名山」。
その百個の山の名前を全て知らなくても、「日本百名山」という言葉やその存在を知っている人は沢山いらっしゃると思います。
その「日本百名山」を2014年の春~秋にかけて、1シーズンで全ての山に登ってしまおうという途轍もない事に挑戦しようとしている男がいます。
559856_10151255528186218_716073140_n
(田中陽希さん。30歳。現在、群馬県みなかみ町を拠点に、国内唯一のプロアドベンチャーレースチームで活躍中)

その壮大なプロジェクトの名前は「Great Traverse ‐ 日本百名山 ひと筆書き」。
そしてこのプロジェクトの主人公は田中陽希さん、世界を舞台に活躍するプロのアドベンチャーレーサーです。
この「1シーズンで全ての山に登る」という事自体凄い事ですが、彼の挑戦の凄い所は山と山の間の移動も全てが自力であるという所です。
陸路は徒歩、間に海がある場合はシーカヤック、つまり動力は全く使わず、自力で全てを繋いでしまおうとしているのです。
実にアドベンチャーレーサーらしい発想だと思いますし、流石世界で戦うアスリートだなと思います。_N6U6050
(イーストウインドのエースとしてパタゴニアンエクスペディションレースに4年連続出場。世界で戦うリアルアスリート)

スタートは2014年4月1日、鹿児島県・屋久島・宮之浦岳を出発し、北上しながら百名山全てに登り、10月の末から11月上旬に北海道・利尻島・利尻岳に到達を予定しているそうです。
このプロジェクトの主人公田中陽希さんは僕の先輩アドベンチャーレーサーであり、先輩リバーガイドでもあります。
今から5年前、僕がプロアドベンチャーレースチーム「イーストウインド」に入るため、群馬県みなかみ町へと越してきた時からイーストウインドでもカッパCLUBでも大変お世話になってきました。579475_416922088414605_360973106_n
(アドベンチャーレーサーとして活動をする傍ら、みなかみ町のカッパCLUBではリバーガイドとしても働いています)

身体能力、忍耐力、ナビゲーション能力、どれをとっても国内トップクラスで、彼に敵うアドベンチャーレーサーは日本国内では見当たりません。
一緒に海外のレースに出場する中で、彼の凄さを沢山目の当たりにしましたが、その中でも特に凄いと感じたのはマウンテンバイクのライディング能力とカヤックのパドリング力、そしてナビゲーションと呼ばれる地図読みの力でした。
フルマラソンで彼よりも早く走れる人は沢山いると思いますし、100mを彼よりも早く走れる人も沢山いると思いますが、アドベンチャーレースの要素で彼に勝るアスリートは日本にはいないと思います。
良くその競技をやる為に生まれてきたような人を“〇〇の申し子”と言いますが、田中陽希さんは正に“アドベンチャーレースの申し子”だと僕は思います。
バイシクル21
(田中陽希選手のマウンテンバイクの腕前はサイクリストマガジン「BICYCLE21」の表紙を飾ってしまうほど)

山が好きで、カヤックのパドリング力もあって、目的達成意欲も強い田中陽希さんにとって、このプロジェクトは正に打って付けなのではないかと思いますが、今回のこのプロジェクトを達成するというのは彼の力をもってしても簡単な事ではないと思います。
山も海も天候が変わりやすく、いつも平穏ではないので、思い通りに進めない事もあるでしょうし、疲労によるダメージやケガ等によるアクシデントもあるかもしれません。
でも、そんな時彼の世界の大自然を相手に戦ってきたという経験が大いに役に立つと思います。1236408_474139282692885_1144643548_n
(この旅でどんな困難にぶつかろうとも、彼の世界の大自然を相手に戦ってきたという経験が必ず役立つと思います)

常に有言実行で目標を達成してきた選手ですので、今回も必ずやり遂げてくれると信じていますが、とにかく無事に僕たちの元へと戻って来ることを約束していただき、その上で今回の壮大なプロジェクトを見事に達成していただきたいと思います。
力のない僕はこのブログを通して皆様にこのプロジェクトの存在を知っていただく事位しか出来ませんが、皆様からの声援が田中陽希選手の血となり肉となり、目標達成への力となると思いますので、偉大な挑戦者への応援を宜しくお願い致します。
426796_3277976231056_697677808_n
(田中選手は応援を力に変える事が出来るアスリートです。この偉大な挑戦者へ皆様の応援宜しくお願い致します)

最後に田中陽希選手本人からメッセージをもらいましたので紹介したいと思います。


「今回のGreatTravers百名山一筆書きというチャレンジは私が二年前に九州の山をひとりで縦走した時に思いついたことで、今は多くの方がサポートや応援、注目をしていただけてビックなチャレンジとなりました。
このチャレンジをしようと考えた一番の理由は今年で八年目になるアドベンチャーレーサー田中陽希をもっと世間にアピールしたい、もっと自分自身を成長させたい、変化を加えたいと強く思い、そのためには生半可なことではなく、かなり強烈なインパクトを与えるものがいいと考えていました。
そんなときに九州での登山がきっかけになったわけです。
ただ、ひとりで孤独に挑戦するよりも多くの方がこのチャレンジにいろんな形で参加していただいた方がより、この百名山一筆書きをやる意義が出てきます。

自己満足の孤独な達成感ではなくて、このチャレンジをいろんな角度からアプローチをしていただいて、関わっていただいたすべての人達がそれぞれのチャレンジに挑戦しよう、できるというきっかけになってほしいと考えてます。
私はまだまだ弱い人間です。
たくさんの人たちとのつながりの中で経験し葛藤し考えて、その時間の百分の1くらいやっと成長していきる力をもらっていると感じてます。
今回の旅でどのくらいの人々とつながることができるかわかりませんが、つながりの連鎖がどこまで広がるか今から楽しみにしています。

最後にスタートからゴールまで7ヶ月間長いようであっという間の時間では、どこまで感じ、表現できるかわかりませんが、予期せぬことの連続でも、笑顔、涙の連続でも、前に進みたいと思ってます!
無理せず意地張らず焦らず落ち込んでも落ち込みすぎず、旅を楽しみたいと思います。
この旅の登場人物が増えますように!皆さんどこかでひょっこり現れにきてください(^-^)/~~


百名山登頂ルート
(田中選手の百名山登頂ルート。移動手段、宿泊、食料、装備、全てにアドベンチャーレーサーらしさが出ています)

出発の準備でお忙しい中、このブログの為に田中陽希選手本人からメッセージをいただきました。
陽希君、ありがとうございました。
全力で応援しています。
頑張って下さい。

2014年3月30日  倉田文裕

Calcio di liceo 「第92回 全国高校サッカー選手権大会」

正月は元旦の「天皇杯全国サッカー選手権大会」や「ニューイヤー駅伝」、更に2日、3日には「箱根駅伝」も行われ、スポーツイベントが目白押しですが、僕が毎年この時期に特に楽しみにしているのが「全国高校サッカー選手権大会」です。
自分が中学までサッカーをやっていたという事もありますが、全国4,166校の頂点を目指して全力でプレーする高校生の姿が非常に清々しく、観ていてとても気持ちが良いので、結果云々ではなくどうしても毎年気になってしまいます。
また、今年は神奈川県に拠点があり、テレビではなくスタジアムで直に試合を見れる環境にあるというのも今年「全国高校サッカー選手権大会」をより身近に感じている一つの要因ではないかと思います。
IMGP0149
(「天皇杯」、「ニューイヤー駅伝」、「箱根駅伝」、そして「全国高校サッカー選手権大会」が僕のお正月の風物詩です)

僕は長野県松本市の出身で、出身高校は私立「松商学園高等学校」です。
高校時代は硬式テニス部に所属し、それまでずっと続けてきたサッカーからは少し距離を置きましたが、サッカー自体は変わらず大好きだったので、その時も正月の「全国高校サッカー選手権大会」は欠かさず見ていました。
その母校のサッカー部が今回3年ぶりに長野県予選を勝ち抜き、全国大会出場を決めました。
僕は12月31日の1回戦(VS西京高校)と1月2日の2回戦(VS広島皆実高校)には行く事は出来ませんでしたが、東京A代表「修徳高校」との3回戦はどうしても直接応援したかったので、駒沢陸上競技場まで足を運ぶ事にしました。
IMGP0141'
(「修徳高校」の10番田上 真伍選手の強烈なシュート。「松商学園」の選手達は身を挺してそのシュートを防ぎます)

「松商学園」の3回戦(ベスト16)進出は実に7年ぶりの快挙でしたが、残念ながら「修徳高校」に0-3で敗れ準々決勝進出は果たせませんでした。
母校の敗戦は非常に残念でしたが、この試合も地力に勝る強豪を相手に連戦の疲労が蓄積されている状態で、松商の選手達は最後まで全力で戦い抜き、本当に素晴らしいと思います。
試合に出場した選手の皆さん、ベンチやスタンド、そして地元松本から選手を支え続けた関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
来年も再び県予選を勝ち抜き、全国の舞台で活躍されることを期待しています。
IMGP0184'
(松商学園0-3修徳高校。母校の敗戦は非常に残念でしたが、最後まで戦い抜いた選手たちの姿に感動しました)

駒沢陸上競技場で行われた3回戦の第2試合は石川県代表の「星稜高校」VS岡山県代表の「玉野光南高校」の対戦でした。
「星稜高校」は先日イタリアのACミランに移籍した本田圭祐選手の母校ですが、一人一人のレベルが高く、とても見ていて楽しいチームだと感じました。
特に背番号10番を付ける寺村介選手のプレーは見ていてワクワクしました。
寺村選手の一番の魅力は懐の深さと技術の高さを活かしたキープ力で、相手ディフェンダーにとっては、ボールを奪えない、視野が広くパスも出せる、そしてシュートも上手い、これほど恐い選手はいないと思います。
IMGP0213'
(「星稜高校」は選手一人一人のレベルが高いだけでなく、応援にも“一体感”があって見応え、聞き応えがあります)

この日の試合は「星稜高校」がPK戦の末辛くも勝利し、準々決勝進出を決めました。
「星稜高校」が勝利した事で、翌々日に同会場で行われる準々決勝の2試合は「松商学園」に勝利した「修徳高校」VS「星稜高校」、名門「市立船橋高校」VS昨年の準優勝校「京都橘高校」という非常に楽しみな対戦に決まりました。
「星稜高校」の寺村 介選手、「修徳高校」の田上 真伍選手、「市立船橋高校」の石田 雅俊選手、「京都橘高校」の小屋松 知哉選手、各校の10番を付ける選手達が皆素晴らしい選手で、彼らのプレーは直接この目で見るべきだと思い、3回戦に続いて準々決勝にも足を運ぶ事にしました。
IMGP0277'
(自らPKを決め勝利した直後、相手ゴールキーパーのもとへと歩み寄り優しく声をかける「星稜高校」の寺村 介選手)

やはり注目の2試合が行われるという事で、この日の駒沢陸上競技場には3回戦にまして沢山の人がつめかけていました。
第1試合は「星稜高校」VS「修徳高校」で、終始「修徳高校」のペースで試合は進みましたが、両チーム共に決め手を欠きPK戦へ。
「星稜高校」のゴールキーパー近藤 大河選手が「修徳高校」のPKを1本目から3本連続でセーブするという離れ業を演じ、「星稜高校」が勝利しました。
近藤選手の3本連続セーブという離れ業にも鳥肌が立ったのですが、僕は「星稜高校」の勝利を決めた3本目のPKを蹴った選手、寺村 介選手の行動に感動しました。
彼はPKを決め勝利に喜ぶチームメートとの歓喜の輪に加わった後、すぐに泣き崩れる相手ゴールキーパー高橋 太郎選手のもとに駆け寄り優しく声をかけていました。
やはり素晴らしいプレーをする選手は素晴らしいスポーツマンシップも持ち合わせているんだなと感じた瞬間でした。
IMGP0249'
(「修徳高校」の選手のPKを3本連続でセーブする「星稜高校」のゴールキーパー近藤 大河選手。鳥肌が立ちました)

第2試合は「市立船橋高校」VS「京都橘高校」の対戦で、決勝戦で顔を合わせてもおかしくない強豪校同士の対戦となりました。
前半は一進一退の攻防で0-0、後半に前回大会の得点王「京都橘高校」の10番小屋松 知哉選手が45分、66分に立て続けにゴールを奪い、2-0で「京都橘高校」が勝利しました。
この試合で2ゴールを奪った「京都橘高校」の10番小屋松 知哉選手も、残念ながら敗れた「市立船橋高校」の10番石田 雅俊選手も、ボールを持つと「何かやってくれる」と期待させる素晴らしい選手でした。
IMGP0303'
(名門「市立船橋高校」の10番を背負う石田 雅俊選手。この選手もボールを持つとワクワクする選手の一人でした)

今年の「全国高校サッカー選手権大会」は史上初の北陸勢同士の決勝戦で、見事「富山第一高校」が劇的な逆転勝利で初優勝を飾りました。
高校サッカーは年々都道府県毎のレベルの差が無くなってきていて、見ている方としては益々面白くなってきています。
来年はどんなスター選手が出現し、どんなドラマが起きるのか、今からとても楽しみですが、個人的には見ていてワクワクする選手や高校が一人でも多く、一校でも多く出てくる事に期待したいと思います。
今年のお正月は改めて「サッカーって良いな」と感じられた良いお正月でした。

※写真は全てPENTAXK-3」で撮影しました。
  シャッタースピードが速く、狙った瞬間の写真をブレなく撮影する事が出来ました。

2014年1月15日 倉田文裕
livedoor プロフィール
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ