Vita 「変わらぬ日常」

Cinque mesi da allora 「2015年のこれから」

前回ブログを更新したのが、昨年末の2014年12月29日ですので、実に5ヶ月ぶりの更新となってしましました。
その間書くネタが全く無かったわけではないのですが、単純にサボっておりました。
2014年の振り返りでも書きましたが、昨年僕が出場したレースは9月の「裏磐梯山岳耐久レース」ただ一つでした。
その「裏磐梯山岳耐久レース」は第1回大会以来ほぼ毎年(2011年以外)出場している僕の大好きなレースなのですが、今年は開催日が公開されたあと、なかなか大会概要が発表されませんでした。

裏磐梯2015
(最高の景色を望む事が出来た昨年のレース。今年はどんなコースで、どんな景色が見れるのか非常に楽しみです)

毎年4月の中旬には既にエントリー受付が開始されていたのですが、今年は“国立公園内におけるトレイルランニング大会等の取扱いについて”というガイドラインが環境省から発表になった影響で情報公開が遅れていたようです。
今年は10月3日、4日に行われ、コースは約70kmのコースを予定されているようです。
毎年コースが変わるこのレース、出場する側はどんなコースになるのか楽しみですが、前述のガイドラインが発表された影響でレースを主催する側の皆さんは今までよりも更に大変になると思います。
まだ出場をするかどうか未定ですが、出場する際には今まで以上に主催者の方々に対する尊敬と感謝の気持ちをもって出場したいと思います。
裏磐梯2014
(「磐梯山」山頂直下、「弘法清水」へと向かう登り。期待しながら目指した山頂には期待以上の景色が待っていました)

9月には群馬県みなかみ町のアウトドアツアー会社「カッパCLUB」で楽しみなイベントが開催されます。
その名も“新社長と行くシリーズ「生誕祭記念☆谷川岳の頂上を目指してみよう」”です。
カッパCLUB前社長の小橋研二さんは無類の山好きで、谷川岳の山頂にも何度も立っていますが、現社長の小橋千里さんはまだ登った事がないという事で、「小橋研二さんの53回目の誕生日である9月11日に谷川岳に登り、山頂で皆でお祝いしましょう」と企画されました。
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(11日は谷川岳の山頂を目指してみようツアー。翌日には無料ラフティングやバーベキューナイトもあります)

そしてそのツアーのツアーリーダーを私、倉田文裕が務めさせていただきます。
“超”精鋭が揃うカッパCLUBのガイド陣を差し置いて「僕ごときがこんな大役を…」とも思いましたが、小橋研二前社長と小橋千里現社長、そしてカッパCLUBの皆さんに少しでも恩返しが出来ればと思い今回この大役を務めさせていただく事にしました。
現段階でまだ空きがあるのかわかりませんが、“社長が「もうここでやめたい」という場所がゴール”という事や“ゴールポイントでの「ハッピーバースデーの斉唱」”など愉快な参加条件を満たせる方は絶対に楽しいイベントになること間違いなしなので遊びに来てください。

イベントコンセプト
(僕以外のガイド陣が凄いです。“モミー君”こと鈴木翔太さんと“はなさん”こと森孝恵さん。このメンツに緊張します)

あとは2013年以来出場していない「日本山岳耐久レース」にも今年はチャンスがあれば出場したいなと思います。
2013年は初めてこのレースで途中リタイヤをしてしまったので、もし今年のレースに出場する事になったら、順位やタイムは気にせず「その時点での自分の実力を全て出し切った」と思えるレースにしたいと思います。
それまでに出来る事は限られていますが、頭使って出来る事をしっかりとやっていきたいと思います。
2013 日本山岳耐久レース①
(第2関門でリタイヤした2013年のレース。僕の原点とも言えるこのレースに今年は出場できたらなと思っています)

このブログも2012年の3月から書き始めて3年が経ちました。
本来ブログというものは日記のように頻繁に更新するもので、私の拙文は日記というよりも作文というべきかもしれません。
文才もない故、文章を考えるのにも時間がかかってしまい、毎回読むのが大変なくらいまとまりのない長い文章になってしまいますが、それも含めて倉田文裕なので、これからも自分の書きたい事を自分のペースで書いていけたらいいなと思います。
これからもブログのタイトル通り「Passo a passo ~ 一歩一歩」頑張っていきたいと思いますので、お時間のある時、気が向いたときにご覧いただけたらと思います。

2015年5月20日 倉田文裕

Avvenimento di compleanno 「誕生日ラン」

10日前の2014年5月11日の日曜日はわたくし倉田文裕の33回目の誕生日でした。
昨年、一昨年はこの時期の日曜日に「新緑の奥武蔵もろやまトレイルラン」というレースに出場していましたが、今年は群馬県みなかみ町から神奈川県川崎市に拠点が移り、仕事の方も土日に休みをとるのが難しくなったという事から出場を見合わせる事にしました。
先日の5月11日の日曜日は偶々仕事が休みで、レースに出場する予定もなかったので、久しぶりに少し長い距離を走ろうかなと考えていたところ、以前「赤岳」や「日向山」に一緒に登った事のあるお友達のタイゾーさんが6月末に出場する「サロマ湖100kmウルトラマラソン」に向けて30kmほど走るという事だったので、僕もそのランニングにご一緒させていただく事にしました。
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 (タイゾーさんと「多摩川水道橋」で待ち合わせ。まずは多摩川河川敷の遊歩道を二子玉川方面へと向かいました)

待ち合わせは世田谷通りの多摩川に架かる橋「多摩川水道橋」。
この橋の東京側には東屋みたいな休憩所があり、そこに午前8時45分に集合し、身支度を整えてから午前9時頃にスタートしました。
天気は快晴、日差しが非常に強く気温も高かったのでこまめに水分補給をしないと直ぐに日射病や脱水症状になってしまう危険性がありました。
先ずは多摩川の左岸側(東京側)を下流方向へと進み、二子玉川方面へと向かいました。
この日は日曜日という事もあり、河川敷にはランニングやウォーキング、野球やサッカー等を楽しむ人が沢山いらっしゃいました。
普段僕が一人で多摩川の河川敷を走る時は舗装路を走っていますが、この日はタイゾーさんにルートを全てお任せで走ったので、舗装路だけでなく普段タイゾーさんが通っているあぜ道やグランド脇の不整地も走りました。
舗装路から少し外れるだけでこんなクロスカントリー風のランニングが楽しめるんだという事がとても新鮮でした。
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(大蔵運動公園で頭から豪快に水をかぶるタイゾーさん。この日はこまめな水分補給が必要なとても暑い1日でした)

多摩川河川敷を二子玉川まで下った後は「二子玉川小学校」の前、「丸子川」の川沿い、「仙川」の川沿い、そして「大蔵運動公園」を通って「砧公園」へと向かいました。
恥ずかしながら僕はこの日この時まで「砧公園」の「砧」という漢字の読みが「きぬた」だという事を知りませんでした。
なのでこの公園内を走っている最中も油断したらまたすぐに忘れてしまいそうな「きぬた」という読みを覚える事に必死で、「緑が豊富で走っていて気持ちの良い公園」という事以外あまり記憶に残りませんでした。
今回のランニングでバッチリ「きぬた」という読みも公園の場所も覚えたので、次にこの公園を訪れる際はしっかりと「砧公園」の雰囲気と特徴を頭に焼き付けたいと思います。
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(野川公園へと向う河川敷の畦道を軽快に走るタイゾーさん。雲一つない青空、青々とした緑にとても癒されました)

「砧公園」を後にして再び「大蔵運動公園」へと戻った後は「世田谷通り」などを通って多摩川支流の一級河川「野川」へと向かいました。
この「野川」という川の川沿いを走るのはもちろん初めてでしたが、川のすぐ横の畦道も通れますし、川の上を通る舗装路の遊歩道も綺麗に整備されていてジョギングするには良いルートだなと思いました。
この野川をしばらく上流へと進むと「野川公園」という都立の公園に辿りつくのですが、タイゾーさんの計算ではその公園まで行って引き返せば30kmを越えるという事だったので、ここ「野川」の河川敷も多摩川同様あぜ道をクロスカントリー風に走って「野川公園」へと向かいました。
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(水分が足りなくなってきたのでコンビニでプチブレイク。水分補給はもちろんアイスクリームで“冷分”も補給しました)

「野川公園」は想像以上に広く、緑の多い綺麗な公園でした。
この日は朝から青空が広がり、5月とは思えない暑さだったので川辺で水遊びを楽しむご家族や芝生の広場で日光浴を楽しむ方などで公園は大いに賑わっていました。
代謝が良く、汗のかき方が半端じゃないタイゾーさんは着替えと時間さえあればすぐにでも川に飛び込みたいくらいだったと思いますが、この日はウルトラマラソンのトレーニングという事だったので、水道水で頭と脚を少しアイシングをしたところで「野川公園」をあとにする事にしました。
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(左手に調布飛行場を見ながら「武蔵野の森公園」内を走ります。この後「味の素スタジアム」の真横を通過しました)

「野川公園」を出た後は「調布飛行場」を左に見ながら「武蔵野の森公園」内を「味の素スタジアム」方面に進み、「甲州街道」と「鶴川街道」を通って多摩川の河川敷へと向かいました。
多摩川の河川敷まで来たところでこの日の走行距離が31km位だったので、タイゾーさんの提案で総距離が35kmになった所で残りはクールダウンで歩く事にしました。
この日は天気が良すぎて長い距離を走るには大変な気候でしたが、午後1時前に無事にスタート地点の「多摩川水道橋」へと戻ってくる事ができました。
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(無事に35kmランニングが終了。天気が良すぎて長い距離を走るには大変な気候でしたが非常に楽しいランでした)

今回、タイゾーさんのウルトラマラソンに向けてのトレーニングに便乗させていただく形で久しぶりに少し長い距離を走りましたが、改めて誰かと同じペースで同じ距離を走るトレーニングというのも良いなと感じました。
個人的には1人で黙々と走り続けるという行為も嫌いではありませんが、今回のランニングを通して誰かと一緒に走る事で新たに気付き、感じる事があるのではないかという風に思うようになりました。
タイゾーさん、今回は非常に楽しい誕生日ランをありがとうございました。

2014年5月21日 倉田文裕

Autoscatto 「自分撮り」

以前のブログで少し触れましたが、僕は山で“自分撮り”をよくします。
“自分撮り”と言ってもカメラを手に持ちレンズを自分の方へと向けて撮るという形ではなく、カメラをどこか平らなところに置き、セルフタイマーで全身が写るようにして撮る撮り方です。
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(「越後駒ヶ岳」の山頂で撮影した“自分撮り”の写真です。この写真はカメラを直に地面に置いて撮影をしています)

全身が写るようにしたい理由は“景色の良い所を気持ち良く走ってます”という感じを出したいからで、綺麗な景色だけを撮りたいのならばセルフタイマーにする必要はありませんが、どうせ撮るなら自分も入って、尚且つただ立っているだけよりは走っているところの方が良いだろうという考えからセルフタイマーを使った“自分撮り”というスタイルに行き着きました。
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(この写真は道標の上にカメラを設置して撮影をしています。カメラの設置のし易さも景色も最高の場所だと思います)

僕は山に行く時に三脚もゴリラのような簡易三脚も持っていきません。
荷物を軽くしたいというのもありますが、使用しているカメラが一眼レフではなく、数年前の古いモデルなので、そこまでしっかりした写真は求めていないというのが最大の理由です。
かといって山にカメラを置くのにピッタリな台みたいなものが都合良くあるかと言えば、そんなものは滅多にないので、大抵の場合は地面に直に置いたり、平らな石や木の根っこを探して置きます。
地面が枯れ葉だらけで置いたら埋もれそうな場合は木の枝や剥がれかけた木の皮に引っ掛けてカメラを設置します。
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(枯葉の絨毯の上にカメラを設置する時は木の根や石ころ等の比較的平らな物の上にカメラを設置して撮影をします)

雪が積もっている時は、それが踏み固められたカチカチの雪でなければカメラを軽く雪に突き刺して立てられるので楽です。
ただ少しでも斜面になっていて、しかもカチカチの雪面にカメラをセットする場合は注意が必要です。
カメラが風などで倒れた場合、滑り落ちていくカメラを追いかけて斜面を全力疾走するハメになります。
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(カチカチの雪の上にカメラを立てて撮影をする場合は、カメラが滑り落ちていかない様に注意をする必要があります)

カメラを設置するだけでそんなに苦労するなら少し位荷物が増えても良いから簡易的な三脚くらい持っていけよと思うかもしれませんが、僕にとっては“シャッターが落ちる瞬間にカメラが倒れた”とか“カメラが立てられそうな所が見つからず、その場に数十分いた”とか、そういうエピソードやアクシデントも含めて“自分撮り”の楽しさだと思っているので、これからも容易にカメラを設置できそうな“何か”を持っていくつもりは今のところありません。
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(顔と体が見切れてしまっていて失敗写真のようですが、これも自分撮りの“アジ”。敢えて撮り直しはしませんでした)

“自分撮り”の欠点として、シャッターのタイミングにポーズをバッチリ合わせるのが難しいとか、ピントを合わせるのが難しいとか、色々あると思いますが、僕が思う最大の欠点は“自分撮り”の最中、不意に他の登山者の人に遭遇すると半端なく恥ずかしいという事だと思います。
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(こういう少し恥ずかしい場面を撮っている時に限ってよく人に出くわします。今迄に何度か恥ずかしい思いをしました)

先ほども書きましたが、“自分撮り”をするときは大抵“景色の良い所を気持ち良く走ってます”という写真が撮りたい時なので、“景色の美しさ”だけでなく、“気持ち良く走ってます感”も表現する必要があります。
僕は笑顔で走ったり、遠くの山並みを見ながら走ったりする事で、その“気持ち良さ”や“景色の美しさ”が伝わればと思っているのですが、普段笑顔で走ったり、どこかそっぽを向いて走るという事に慣れていないので、どこかぎこちなく、不自然な感じになってしまい、そんな時に誰かに出くわそうもんなら恥ずかしさは全開です。
あまり人と出会わないような山でも、そういう時に限って人と出会うもので、僕は覚えているだけでも何度かそういう場面に遭遇しました。
中には「シャッター押しましょうか?」と親切に声をかけて下さる方もいらっしゃいますが、ただでさえぎこちない動きが更にぎこちなくなってしまうので、「大丈夫です。ありがとうございます」と言って笑顔でお断りします。
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(「中ノ岳」の山頂。ここの山頂はカメラがセットしやすく、「山頂」の碑も、背景もバッチリ写るので自分撮りし易いです)

セルフタイマーは10秒にセットし、タイミングを見計らって動き出すのですが、カメラから遠ざかって行く走り、つまりカメラに背中を向けて離れていく写真はそれほど難しくありません。
その逆でカメラに向かって近づいていく写真はタイミングが難しいと感じます。
それは遠ざかっていく写真はギリギリまでカメラの後ろでセルフタイマーのカウントダウンを見ていられますが、近づいていく写真は一旦カメラから遠ざかって、そこからカメラに向かって走り始めなければならないので、一発でピッタリにタイミングを合わせるというのは中々難しいものがあります。
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(カメラの角度とタイマーのカウントダウンが気になってしまい、思わずカメラ目線になってしまったミスバージョンです)

撮っては確認し、撮っては確認しの繰り返しで、何度も何度もその部分を行ったり来たりするその姿は、遠目で見たらかなりの怪しさだと思います。
最近はスマートフォンを使って遠隔操作で写真が撮れるなんていう便利な機能もあるそうですが、僕はもうしばらくこのアナログスタイルで“自分撮り”を楽しんでいきたいと思います。
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(日本二百名山「佐武流山」へ向かう途中の渡渉部分。ここでは岸と沢の中央部を何度も往復し一度川に落ちました)

よく僕がブログで使用している山を走っている写真は誰に撮ってもらっているのかと聞かれますが、レースの写真以外は大抵“自分撮り”です。
「自分でセルフタイマーで撮っています」と言うと、皆さん結構驚かれるので、僕自身“自分撮り”をしている人なんてそうはいないんだろうなぁと思っていました。
しかし、紀行作家として大変有名な、あのシェルパ斉藤さんも“自分撮り”をされているそうです。
これはご本人から聞いた話なので確かだと思いますが、フィールドライフの2012冬号でスノーカントリートレイルのルートを歩いているシェルパ斉藤さんの写真も“自分撮り”だと聞いてビックリしました。
その写真は一ノ倉沢をバックに撮られているのですが、カメラマンの人が撮ったとしか思えないような見事な写真でした。
僕とは違い、一眼レフのカメラで、しっかりと三脚を使って撮っているそうですが、スノーカントリートレイルのツアーでシェルパ斎藤さんにゲストとしてお越しいただいた時、その話をご本人からお聞きし、あのシェルパ斉藤さんも“自分撮り”をしていたと知って無性に嬉しかった事を覚えています。
(僕とは“自分撮り”のレベルが違いますが…)
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(もしもカメラの前で行ったり来たりを繰り返している僕を見かけた際は恥ずかしがる僕は気にせず先に進んで下さい)

これから徐々に暖かくなり、寒がりな僕の山登りシーズンがゆっくりと始まっていきますが、今年も色んな山に登り、色んなところで“自分撮り”を楽しみたいと思います。
もし皆さんが山登りの最中に僕の“自分撮り”現場に遭遇した場合は恥ずかしがる僕は気にせず先に進んでいただければと思います。

2014年5月13日 倉田文裕

Macchina fotografica 「最新アウトドア派カメラ 精鋭10機徹底解剖」

先月1月10日発売の「BE‐PAL」2月号で「日本全国ウォーキング旅100選」という特集が組まれ、僭越ながら僕自身もその中で「谷川連峰馬蹄形縦走路」と「スノーカントリートレイル」、「ハセツネ(日本山岳耐久レース)コース」の3本のトレイルを紹介させていただきました。
BE-PAL 3月号 表紙
(BE‐PAL3月号の表紙。今回の特集は最新デジタル一眼&ミラーレス一眼精鋭10機種+1・徹底フィールドテスト)

今月10日に発売の「BE‐PAL」3月号では「最新アウトドア派カメラ 精鋭10機徹底解剖」という特集の中で、ある1機の“本物カメラ”を実際に使わせていただき、その“使用感”や“カメラ歴”、“写真とブログとの関係”等々をご取材いただきましたので、今回はその事について書きたいと思います。
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(「PENTAX」の「K-3」。僕にとっては初めて使用した本格一眼レフでした。まずそのカッコ良さに惹かれました)

今回、僕が手にしたカメラは「PENTAX」の「K-3」。
このカメラは「フルサイズセンサー搭載の本格一眼レフとしては小型軽量」、「防塵・防滴・タフボディのアウトドア仕様」、「ローパスフィルターあり/なしを選べる(「なし」にすると、目の覚めるような描写ができる)」という特徴があるという事ですが、僕はその機能云々よりも、先ずこのカメラの見た目の美しさとカッコ良さに強烈に惹かれました。
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(同じ木を見上げるという行為でも、普通に見上げるのとカメラを通して見上げるのとでは見え方が違う気がします)

僕はどちらかと言うと“形から入る”タイプなので、昔から新しいシューズやウェアなどを手に入れると、ただそれだけで嬉しくなってしまい、中々それを使わないという事が多々ありました。
しかし今回は我が家にカメラが届いたその瞬間にすぐ外へと持ち出して撮影をしました。
カメラ本体にバッテリーとSDカードを入れ、レンズを装着し、ストラップを通して首から下げる。
僕がやった事はただそれだけで、撮影の練習も写真の勉強も何もしていませんが、“本物カメラ”が持つ力が僕に勘違いをさせたのか「何か良い写真が撮れそう」という阿呆で恥ずかしい錯覚に陥りました。
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(氷から滴り落ちる“雫”を連続写真でとらえた一枚。自分が撮りたかった“瞬間”をしっかりと捉える事が出来ました)

以前このブログでも書きましたが、僕は数年前まで写真を撮る事にそれほど興味がなく、撮られる事も苦手だったのでカメラというモノ自体に全くと言っていいほど興味がありませんでした。
それがこのブログを始めた頃から少しずつ写真を撮る機会が増え始め、写真の楽しさも少しずつわかってきました。
そして今回僕は初めて“本格一眼レフ”というモノを手にし、近所の緑地やベランダの植物、高校サッカーや正月の風景などを撮影しましたが、こんなに「写真を撮るのが楽しい」と思った事はありませんでした。
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(日が落ちた頃に撮影した神社の境内。実際はもっと暗かったのですがフラッシュなしでここまで綺麗に撮れました)

僕は特にこのカメラの“近くのモノが非常にキレイに撮れる”という事と“暗い場所で撮影した写真が非常にキレイ”という事に感動しました。
“写真を撮るのが楽しい”と感じられた最大の要因もそこにあると思います。
氷から滴り落ちる雫、寒い冬でも青々とした苔、七輪の中で赤々と燃える木炭、幻想的な光を放つ照明。
「ここで撮影したらどんな写真が撮れるんだろう」、そういう思いが常に心の中にありました。
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(誌面上でも“逆光の雪のトレイル”の写真が掲載されていますが、逆光でもご覧の通り細部までキレイに写ります)

誌面上でも語っていますが、僕のブログは写真ありきで、恥ずかしながら僕は写真がないとブログが書けません。
自分で撮った写真を見てようやく「あっ、この題材でブログが書けるかも」と考えます。
僕の中で「ブログ」とは本来“タイムリーに旬な話題を書くもの”だと思っていますが、僕のブログがタイムリーではなく少し遅れ気味になってしまうのは、文章を考えるのが遅いという事もありますが、最大の理由は“写真が無いとブログが書けない”という事が根底にあるからだと思います。
“写真を撮る”、 “題材が見つかる”、“ブログを書く”。
この流れはブログを始めた当初よりも今の方がより強くなっている気がします。
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(七輪の中で赤々と燃える木炭。冬の寒空の下、暖を取る為に置かれていた七輪でしたが柔らかい炎が印的でした)

その他にも誌面では“自分撮り”についても少し触れています。
今回使用したカメラでは“自分撮り”はしませんでしたが、僕は一人で山に行った際に「ここをバックに撮影したら良い写真が撮れるかも」と思ったら、道標や石の上などにカメラをセットしてセルフタイマーで“自分撮り”をします。
よく僕が一人で山を走っている写真を見た方に「誰に撮ってもらってるの?」と聞かれますが、十中八九“自分撮り”で撮った写真です。
取材いただいた時も1番盛り上がった話題はこの“自分撮り”についてでした。
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(国宝松本城と堀に映る“逆さ城”。ありがちな構図ですが大好きな松本市の象徴を今までで一番綺麗に撮れました)

今回、初めて“本格一眼レフ”で撮影をして、新たなモノの見方というか、今までは感じる事が無かった世界観みたいなものを感じる事が出来ました。
普段ならばこんな角度から物を見る事はないだろうという角度から物を見てみたり、今まで散々見てきた場所をファインダー越しに眺めてみるとまた少し違う世界が広がっていたり、とにかく楽しい時間でした。
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(青色のLED照明を撮影したらどう映るのかなと思い撮った写真。生で見る光よりも幻想的な光の写真が撮れました)

今までは走るという事を考慮して、「よりコンパクトなカメラを」と考えていましたが、これからは一眼レフのカメラを片手にゆっくりと歩きながら撮影を楽しむというスタイルに移行して行くのもいいかなと思っています。
BE‐PAL」3月号では今回ここで紹介した写真の他に僕が撮った写真やブログや自分撮りについて語った記事なども掲載されています。
是非ご一読下さい。

今回のブログで使用した写真は全てペンタックスK-3」で撮影しました。

2014年2月10日 倉田文裕

Viaggio di camminare 「日本全国ウォーキング旅100選」

1月10日発売の「BE‐PAL」2月号で「日本全国ウォーキング旅100選」という特集が組まれています。
熊野古道や屋久島、富士山周遊、奈良など、自然派達人がおススメする「一生に一度は歩きたい道」100選が紹介されていて、僭越ながら僕自身もその中で「谷川連峰馬蹄形縦走路」と「スノーカントリートレイル」、「ハセツネ(日本山岳耐久レース)コース」の3本のトレイルを紹介させていただいています。
ビーパル2月号表紙
(1月10日発売のBE‐PAL2月号の表紙。「日本全国ウォーキング旅100選」という魅力的な特集が組まれています)

僕が紹介させていただいた3本のトレイルは“日本全国アルキニストに聞いたとっておきおすすめトレイル”という、歩く事をこよなく愛する自然派アルキニストたちが、テーマ別におすすめのマイ・ベスト・トレイルを紹介するコーナーで紹介されています。
谷川連峰馬蹄形縦走路」については、このブログでも以前紹介させていただいた事があります。
この縦走路はその形が馬のひづめ“馬蹄”の形に似ている事からその名がつけられました。
僕自身この縦走路を過去3回周った事がありますが、その度に違う感動や発見があるので、毎年「また行きたいな」と思わせてくれます。
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(僕が紹介させていただいたトレイルは赤丸で囲んだ“日本全国アルキニストに聞いた…”という所に載っています)

スノーカントリートレイル」については、このブログで何度も紹介しているので、今更特に書く事もありませんが、僕自身コースディレクターを務め、コースの設定にも大いに関わったので、非常に思い入れのあるトレイルです。
「ハセツネ(日本山岳耐久レース)コース」は“日本最高峰のトレイルランニングレース”「日本山岳耐久 レース」で使用されるコースで、僕が初めて出場したトレイルランニングのレースがこの「日本山岳耐久レース」という事もあり、僕にとっては良かった事も悪かった事も全部含めて、思い出深い大切なコースです。
ビーパル2月号 記事'
(“トレイルランナーですら音を上げる!?”かどうかはさておき、歩き応えのあるトレイルを紹介させていただきました)

特集の中で紹介されている100本のトレイルはどれも個性的で、且つ魅力的ですが、その中で僕が最も「このトレイルを歩きに行きたいな」と思ったのが、特集の最初で写真家の小林紀晴さんが紹介している「熊野古道」でした。
僕は昨年の11月中旬に近畿・東海地方を旅行した際、高野山の信仰の中心で、弘法大師さまが御入定されている聖地「奥ノ院」を参拝しました。
僕はその荘厳で幽寂な独特の雰囲気に圧倒され言葉を失いました。
その時は車で高野山周辺を巡ったのですが、次は更なる感動と新たな世界観を求めて、「熊野本宮大社」から高野山までを「小辺路(こへち)」と呼ばれる約70kmの道のりを歩いて参拝するべきだと感じました。
今回の特集はそういう思いを再燃、もしくは新たに発見させてくれる素晴らしい特集になっていると思います。
ビーパル2月号 記事②'
(Tevaのトレッキングシューズは“グリップ良し”、“履き心地良し”、“防水透湿性良し”、“足運び良し”の絶対信頼の一足です)

他にも紀行作家のシェルパ斉藤さんが紹介している“一日でも楽しめる定番ロングトレイルのいいとこどり!”やサバイバル登山家“服部文祥さんが考える日本の美しいトレイル”、“BE-PAL編集部員の歩いてみたいトレイル”等々、北から南まで、日本全国のユニークなトレイルが紹介されていますので、是非ご一読いただければと思います。
また“歩く旅”のベストパートナーを探せ!というコーナーで絶対信頼のウォーキング・シューズが紹介されています。
その中で僕が絶対的に信頼しているTevaのトレッキングシューズ「テバスフィア トレイル ミッド イーベント」も紹介されていますので、是非注目して下さい。

2014年1月20日 倉田文裕
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