Corso 「僕のランニングコース」

Pista di montagna 「僕の周りの走れる山々~長峰山」

前回、安曇野市にある“走れる山”「光城山(ひかるじょうやま)」を紹介しましたが、今回は、その「光城山」に隣接する「長峰山」という“走れる山”を紹介したいと思います。
  長峰山・光城山トレッキングコース
(今回僕が紹介するルートは上のマップとは異なりますが、長峰荘の場所や光城山との位置関係など参考になると思います)

僕が「長峰山」を走る時は「長峰荘」という宿の上にある登山道口の駐車場に車を停めて、そこから走るようにしています。
そのまま、その登山道から登れば「長峰山」に行きつくのですが、それなりに傾斜があり、正直ウォームアップ無しにいきなり登るのはキツイので、僕はその坂は最後のダウンヒルにとっておいて、ウォーミングアップ代わりに平らな舗装路を走り、別の登山道口へと向かって、そこから登るようにしています。
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(「雲龍寺」という立派なお寺の北側の道を通って山の方へと向かいます。ここから林道、トレイルへと入って行きます)

山裾を北へ向かってしばらく進むと、中学校を通り過ぎた後に「雲龍寺」という立派なお寺が現れます。
その境内の北側の道を山の方に向かって上がって行くと、墓地の方へと向かう林道にぶち当たるので、その林道をしばらく進むと、山側に道標が現れ、そこからトレイルが始まります。
この林道の脇にはハチの巣があるみたいなので、通過する際は十分注意していただきたいと思います。
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(トレイルを少し進んだところにある小さな広場。遊び過ぎには注意していただき、少し遊んだら山頂を目指して下さい)

トレイルを少し上がると、小さな広場みたいな場所があり、木の上の方からロープが垂らしてあったり、簡単なブランコみたいなロープも設置してあるので少しここで遊んでから「長峰山」の山頂を目指すのも楽しいと思います。
そこから少しずつ標高を上げながら、森の中のトレイルを通過していくと、一度舗装路に出ます。
そして、その舗装路を上り方面に少し進むと、案内板が出てくるので、それにしたがってトレイルへと入り、また少し登ります。
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(森の中を抜けると一度舗装路に出ます。舗装路を少し進み、案内板にしたがって再びトレイルへと入って行きます)

すると、再び舗装路に出るので、同じく上り方面に向かって少し進むと、今度は道祖神が道の両側に沢山立ち並んだトレイルが現れるので、そこを進みます。
その道祖神トレイルを抜けると、三度舗装路にぶち当たります。
今度はその舗装路を横断するようにして渡り、対岸の林道へと入って行きます。
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(道祖神トレイルを抜けたら、舗装路を渡って林道へと入って行きます。少し進むと右側にトレイルの入口が現れます)

その林道を少し進むと右側にトレイルの入り口が出てくるので、そこから「長峰山」の山頂へと続く稜線上のトレイルへと入って行きます。
実はこの林道から山頂へと続く稜線上のトレイルの存在を僕はこの日まで知りませんでした。
それまでは、そのまま林道を走って山頂へと向かっていたのですが、この日、偶々このトレイルの存在を示す真新しい道標が設置されているのに気付き、どうせならトレイルを走って山頂に向かった方が楽しいと思い、初めてこのトレイルを通りました。
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(この日初めてその存在を知った稜線上のトレイル。山頂へはこの登山道の他に林道と舗装路でも行く事が出来ます)

このトレイルの存在を知るまでは、稜線の東側を通る林道か、西側を通る舗装路のどちらかを走りながら、「あの稜線上にトレイルがあったら気持ち良いだろうな」と思っていたので、発見した時はメチャクチャ興奮しました。
実際、この稜線上のトレイルが期待通りの素晴らしいトレイルで、最初、稜線に出るまで少し傾斜のある坂が続きますが、その坂を登り切ってしまえば山頂付近まで平坦でキレイなトレイルが続くので、気持ち良く走る事が出来ます。
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(稜線に出るまで少し傾斜のある坂が続きますが、尾根上のキレイなトレイルなので多少の傾斜も全く苦になりません)

それほど標高が高い訳ではないので、稜線上にも木々が生い茂っており、景色的な事はあまり期待できませんが、それを補って余りある“爽快感”を味わえる、フラットでキレイなトレイルなので、十分に満足のいく走りが出来ると思います。
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 (稜線上のトレイルはアップダウンが少なく、綺麗に整備されているので、山頂まで気持ち良く走る事が出来ます)

このトレイルをしばらく進み、マレットゴルフのコース脇を抜けると、山頂はもうすぐそこです。
実はこの「長峰山」も「光城山」と同様に車で山頂付近まで来ることが出来、「光城山」と「長峰山」を結ぶ舗装路もあるので、その気になれば半日で両方の山の山頂を踏み、景色を楽しむ事が出来ます。
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(「長峰山」山頂。パラグライダーが飛び立てるくらい開けた場所なので、安曇野平や北アルプスが綺麗に見えます)

「長峰山」の山頂には巨大なモニュメントがあり、その北側には開けた草地が広がっています。
そして、その草地を下って行った先に踏み切り台が設置されていて、パラグライダーが飛びたてるようになっています。
条件の揃った日の日中には色とりどりのパラグライダーが宙に舞い、沢山の愛好者の方々が空中散歩を楽しんでいます。
僕は高所恐怖症なので、山頂から飛んで、空中散歩を楽しみたいと思った事はありませんが、毎回
この山頂から見る安曇野平の景色を楽しみの一つにして走るようにしています。
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(高所恐怖症の僕としては足がすくむほどの高所感があります。「ホントにここから飛び立つの?」と思ってしまいます)

ここからは、山頂と車を停めた長峰荘の上の駐車場とを結ぶトレイルを一気に下ります。
このトレイルは走って登るには少々キツイ斜度ですが、走って下る分には丁度良い斜度のトレイルなので、登山者の方の歩きの妨げにならない様に十分注意していただきつつ、気持ち良く駆け降りていただければと思います。
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(長峰荘へと下るトレイル。登りだと少々キツイ傾斜だと思いますが、走って下る分には丁度良い傾斜だと思います)

「長峰山」周辺には、今回紹介したトレイル以外にも魅力的なトレイルが幾つかあります。
前回紹介した「光城山」と今回紹介した「長峰山」を結ぶ舗装路の東側には、遊歩道が整備されていて、「光城山」の麓の駐車場に車を停めて、「光城山」の山頂へと登り、その遊歩道を通って「長峰山」の山頂まで行って、同じルートを帰って来るという走り方も出来ますので、ご自分の体力、体調に合ったコース設定をしていただければと思います。
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 (スタート/ゴール地点。「長峰荘」という宿の上にある登山道口で、決して広くはありませんが駐車場もあります)

これまで、「千鹿頭山」、「弘法山・中山」、「光城山」、「長峰山」と僕の地元の“走れる山”を幾つか紹介しましたが、今後機会がありましたら「スノーカントリートレイル」のルート上の“走れる山”や、みなかみ近辺の“走れる山”を紹介できたらと思っています。
※今回のブログの写真は2012年11月下旬に撮ったもので、文章もその時点での状況を書いたものです。

2013年3月27日 倉田文裕

Pista di montagna 「僕の周りの走れる山々~光城山」

前回まで松本市街地の南西部にある“走れる山”「千鹿頭山」と「弘法山・中山」を紹介しましたが、今回は松本市のお隣り、安曇野市にある「光城山(ひかるじょうやま)」という“走れる山”を紹介したいと思います。
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(土日祝日には沢山の登山者が訪れます。良く整備された登山道は歩きやすく走りやすいとても綺麗なトレイルです)

今回紹介する「光城山」と、その少し北に連なる「長峰山」(次回紹介予定)は、安曇野を挟んで北アルプスの反対側に位置するため、安曇野とその向こうに北アルプスを望める抜群のロケーションです。
また、「光城山」の登山道には麓から山頂まで約2千本の桜の木が植えられており、桜の咲く4月後半から連休にかけては、安曇野からピンク色の桜の道がまるで天につながる回廊のように見えます。
桜が麓から順に咲いていき、1週間くらいで光城山山頂まで駆け上がる様子は、安曇野の風物詩となっています。
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(「光城山」の登山道には麓から山頂まで約2千本の桜の木があり、夜桜を楽しむ人の為に灯りも設置されています)

実は、この「光城山」という山、頂上付近まで車で行く事も出来るため、徒歩で登る人はそう多くありません。
しかし、土日祝日や桜の季節には、軽登山や花見を楽しむ家族連れなど大勢の人でにぎわいます。
山頂へと向かう道は、距離は短いですが、一気に登るためそれなりに斜度がある「南回りコース」と、距離は少し長くなりますが、比較的緩斜面の「北回りコース」とがあり、僕がここを走るときは、大抵「南回りコース」を登って、「北回りコース」を下りてくるというコースで走っています。
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(「南回りコース」。それなりに斜度があるので、休憩を挿みつつ景色を楽しみながら登っていただけたらと思います)

登山道は駐車場の入り口のすぐ右側から始まり、桜並木の尾根をジグザグに登って行きます。
先ほども書きましたが、「南回りコース」は距離は長いものの、一気に登るため、それなりに斜度があり、走り通すのはそれなりの体力と覚悟が必要です。
また、「北回りコース」に比べて、歩いている人の数も多いので、登りは歩きに徹していただいて、休憩を挿みつつ、安曇野や北アルプスの素晴らしい眺めを堪能しながら登っていただけたらと思います。
途中、「カラマツコース」、「ツツジコース」などと幾つか分岐にぶち当たりますが、どちらに進んでもすぐに合流しますので、ご自分の好きな方を選んで登ってもらえればと思います。
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(山頂手前のお花見ポイント。登山道の両側に沢山の桜の木が植えられており、お花見をするには最高の場所です)

山頂の少し手前まで来ると、広く平坦な、ベンチの設置された場所に出ます。
この辺りが光城山の中でも桜の木が最も多い場所で、お花見をするには最高の場所です。
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(この日は残念ながらガスがかかっていましたが、日本百名山の常念岳や、運が良ければ槍ヶ岳も見えるそうです)

ここまで来てしまえば山頂はもうすぐそこ、キレイに整備された木段を上がると、展望ゾーン、休憩小屋があり、更に進むと三角点と「古峯神社」という神社のある山頂へと辿りつきます。
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(山頂の「古峯神社」。火の守り神が祀られています。山火事が起きませんようにとお願いして神社を後にしました)

帰りは来た道をそのまま引き返すのが最も早いですが、斜度があり滑りやすいので、一度頂上から山頂の駐車場の方に下りていただき、「北回りコース」という別のルートから下りる事をお勧めします。
こちらのコースには、桜の木はほとんどありませんが、斜度も緩く、人通りも少ないので、快適に駆け下りる事が出来ます。
登りも緩斜面をゆっくり登りたい方は、こちらの「北回りコース」から登っていただくのが良いと思います。
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(「北回りコース」。桜の木はほとんどありませんが、斜度も緩く、人通りも少ないので快適に駆け下りる事が出来ます)

今回ご紹介した「南回りコース」を登って、「北回りコース」を下りてくるというコースを休憩を挿みながら歩いたら、登りは1時間~1時間30分、下りは50分~1時間20分くらいかかると思います。
走ったら、その人によって差はあると思いますが、それぞれ半分くらいの時間になると思います。
このコースだけでは物足りないという方は、「光城山」の山頂から、林道を経由して、次回紹介する「長峰山」の方まで足を延ばしていただければと思います。
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(上りも緩斜面を登りたいという方は多少時間はかかりますが「北回りコース」から登っていただく事をお勧めします)

桜の時季は人が凄いので、登った事がありませんが、今年は時間を見つけて平日の人の少ない時間帯を狙って“桜の回廊ラン”を楽しみたいと思います。
※今回のブログの写真は2012年11月下旬に撮ったもので、文章もその時点での状況を書いたものです。

2013年2月22日 倉田文裕

Pista di montagna 「僕の周りの走れる山々~弘法山・中山」

前回は「千鹿頭山森林公園」周辺のトレランコースを紹介させていただきましたが、今回は、そのすぐ近所にある「弘法山・中山」周辺のトレランコースを紹介させていただきたいと思います。
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(やや急斜面の「弘法山」“北東側ルート”。歩いても10分、走れば5分位で弘法山古墳のある山頂に辿りつきます)

僕が「弘法山・中山」コースを走るときは、大抵、距離を長めにとりたいという理由で、前回紹介した「千鹿頭山森林公園」からトレイルを走って弘法山の方に向かいます。
しかし、並柳霊園の駐車場に車を停め、そこから、直接、「弘法山」、「中山」、それぞれの山頂に向かうという走り方でも十分楽しめる距離だと思いますので、ご自分の体力やコンディションに合わせて走る距離やコース、その組み合わせを決めていただければ良いと思います。
今回、11月下旬に、このコースを走った際も、「千鹿頭山森林公園」から走り始めて、「弘法山」を経由し、「中山」の方に向かったので、写真も文章もそういう流れになっています。
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(弘法山山頂からの眺め。松本市街地の南西に位置する弘法山の山頂からは松本・安曇野平をほぼ一望できます)

松本市街地の南西に位置する「弘法山」(標高652m)の山頂には、古墳としては珍しい形態とされる前方後方墳の「弘法山古墳」があります。
全長66メートル、この規模の古墳では、東日本で最も古いモノと言われ、国指定文化財に指定されています。
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(山頂にある「弘法山古墳」。全長66mあり、その場に立ってしまうと、どこからどこまでが古墳なのかわかりません)

その「弘法山」の山頂に向かうルートは、緩やかな斜面が続く「南東側ルート」と、やや急斜面の「北東側ルート」の2つのルートがあります。
この時は「北東側ルート」から山頂を目指し、古墳を経由して「南東側ルート」を下りるというコースで走りました。
急な斜面に付けられた「北東側ルート」のトレイルを登ると、歩きでも10分弱、走りなら5分位で山頂に辿りつきます。
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(緩やかな斜面が続く「弘法山」“南東側ルート”。両側には桜の木があり、花見の季節には沢山の人で賑わいます)

山頂からは、松本・安曇野平をほぼ一望でき、遠くの方には北アルプスも見えます。
また、山裾から山頂付近まで、ソメイヨシノやヤマザクラ等が約2,000本植えられており、桜の季節には沢山の花見客で賑わいます。
流石に花見の名所という事もあり、トレイルは北東側、南東側、両ルート共にとてもキレイに整備されています。
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(並柳霊園の駐車場にある案内図。図の中心付近から始まる遊歩道から、弘法山を経由し、中山まで向かいます)

山頂を通過後、「北東側ルート」に比べると短い「南東側ルート」を下り、一度、並柳霊園の駐車場に出ます。
そこから再び「弘法山」と「中山霊園」を結ぶ全長1820mの遊歩道へと入り、一路「中山」の山頂へと向かう訳ですが、この遊歩道も、緩やかな尾根上に道が切られており、一部傾斜のキツイ所もありますが、ほぼ全ての区間で、走り通せる気持ちの良いトレイルだと思います。
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(並柳霊園と中山霊園を結ぶトレイル。尾根上を南北に走るそのトレイルは、気持ちの良い、“走れる”トレイルです)

要所要所には、ベンチや東屋が設置されていて、休憩ポイントも何ヶ所かあるので、上りは休み休み、のんびりと山頂を目指していただければ良いと思います。
このコースは、自転車でも走りやすい、緩やかな傾斜である事から、偶にMTBライダーの人にも遭遇します。
僕も、まだアドベンチャーレースをやっていた頃は、ここでよくMTBの練習をしました。
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(細尾根になっている所や片側が崖になっている所にはトラロープ等が張られていますので注意して進んで下さい)

木段などのトレイルの整備も行き届いていて、この日も実際に木段の整備をされている方にお会いしました。
コース上に、危険な所というのは、そんなに見当たりませんが、細尾根になっている所や、片側が崖になっている所があり、そういう所にはトラロープが張られているので、十分注意して進んでいただければ何ら問題は無いと思います。
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(「中山霊園」の墓所公園内にあるマレットゴルフのコース。2011年にリニューアルされたコースはとてもキレイです)

遊歩道をすべて登りきると、開けた所に出て、そこが「中山」の山頂になります。
“ここが中山の山頂”というピンポイントの場所はありませんが、そこには「中山霊園」の墓所公園が広がっていて、2011年にリニューアルされたマレットゴルフのコースも併設されています。
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(以前は展望台があった場所が更地になっていました。驚いてる僕の後ろを歩く男性はその事と全く関係ありません)

以前は霊園の北西側に展望台が設置されていましたが、僕が走りに行ったときは、展望台があった場所が更地になっていて、キレイさっぱり跡形もなくなっていました。
元々古い建物だったので、建て替えをする為、一度壊されたのかもしれませんが、その展望台からの景色も素晴らしかったので、今回は見れなくて残念でした。
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(中山霊園の東屋からの眺め。松本市のお隣り、松本平の南端に位置する、塩尻市の方まで見渡す事が出来ます)

帰りは来た道を引き返し、トレイルのダウンヒルを楽しむのもよし、霊園を下り、中山の東側を沿うように走る舗装路をかっ飛ばすのもよし、「気持ちが良い」と思う方を選択して走ってもらえればと良いと思います。
前回、今回と松本市街地の南西に位置する「千鹿頭山森林公園」と「弘法山・中山」のコースを紹介させていただきましたが、次回は松本を離れ、安曇野市にある「光城山」という山を紹介させていただきたいと思います。
※今回のブログの写真は2012年11月下旬に撮ったもので、文章もその時点での状況を書いたものです。

2013年2月8日 倉田文裕

Pista di montagna 「僕の周りの走れる山々~千鹿頭山」

前回、僕が高校時代に部活で良く走っていた「懐かしのランニングコース」について書きましたが、他にもトレイルランニングを始めてから走り出した地元のコースが幾つかあるので、紹介したいと思います。
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(千鹿頭山森林公園の駐車場。神社に、池に、展望台。そしてそれらを結ぶ遊歩道も全て綺麗に整備されています)

今回紹介する「千鹿頭山森林公園」は松本市の神田という場所にあります。
公園内には千鹿頭山、千鹿頭神社、千鹿頭池などがあり、規模は決して大きくはありませんが、良く整備されていて、非常に綺麗な公園です。
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 (千鹿頭神社へと登る参道。地元の高校の陸上部がこの坂をダッシュで駆け上るトレーニングをしているそうです)

小学校時代にも遠足で一度この公園を訪れ、千鹿頭山に登ったという記憶がありますが、当時は今ほど綺麗に整備されていなかったと思います。
小学生だった僕には、“山”に登っている感が強かったのですが、実際は“山”と呼べるほど大きくはなく、大人の足なら、歩いてもテッペンまで5分かかりません。
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 (千鹿頭神社。境内の周りには巨大な御柱が全部で4本立っており、何か特別なパワーが貰えそうな気がします)

駐車場を出発してテッペンまで行き、帰って来るだけではアッと言う間に終わってしまうので、僕はテッペンまで行った後、千鹿頭神社の方へと向かい、その横を通り抜けて、更に奥へと続くトレイルを走るようにしています。
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 (展望台から見える綺麗な眺め。千鹿頭神社を通り過ぎてすぐの所にあり、松本平全体を見渡す事が出来ます)

この辺りは、「千鹿頭」という名前の通り、鹿などの野生動物が多く生息しており、その野生動物による畑の被害も多いようで、神社を通り過ぎて奥へと進むと、そこには、以前は無かった金属製の立派な獣害防止柵が設置されていました。
この先へは行けなくなってしまったのかなと一瞬思いましたが、ちゃんと扉がついていて、行き来が出来る様になっており一安心、しかし、どんなに立派な柵があっても、扉をしっかりと閉めないと何の意味も無いので、通過後はちゃんとロックされているかを何度も確認して先へと進みました。
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 (神社から展望台へと向かうキレイなトレイル。この先に以前は無かった獣害防止の金網が設置されていました)

柵を通過後、しばらく進むと細い尾根に出ます。
その尾根上を奥の方へと続くトレイルがあり、その細尾根の先へもしばらく進む事が出来るのですが、以前、一度その先を見に行った限りでは、トレイルが存在しないのか、トレイルを見失ってしまったのかわかりませんが、トレイル自体が見つからなかったので、僕は、それ以降、無理せず細尾根の手前で右に降りるルートから下へ下るようにしています。
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(細尾根の手前を右に下りていくトレイル。スピードの出し過ぎには注意ですが、飛ばしたくなる気持ち良い下りです)

その下りもまた良い感じの傾斜で、もちろん、飛ばし過ぎには注意ですが、終始気持ち良く駆け降りる事が出来ます。
本当にキツすぎず、ユルすぎない傾斜なので、下りはもちろんの事、上りも良い感じに楽しめると思います。
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 (写真中央に見える建物は開成中学校で、奥の稜線は次回紹介予定の中山へと向かうトレイルのある稜線です)

坂を気持ち良く駆け下りて行くと、再び、目の前に先程と同じ獣害防止柵が現れます。
そこが分岐になっていて、更に長い距離を走りたい時は、金網の手前を開成中学校方面へと向かい、次回紹介予定の「弘法山・中山」の方まで足を延ばすようにしています。
千鹿頭山方面へ戻りたい時は、そのまま金網を通過し、真っ直ぐ山を降り、舗装路を通って千鹿頭山の方へ戻ります。
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 (池の周りにもグルリ一周キレイな遊歩道が整備されています。散歩やジョギングには最適なコースだと思います)

今回はなるべく距離を長くとる為に、千鹿頭池をルートに絡めませんでしたが、池の周りにも遊歩道が整備されていて、グルグル回れるようになっているので、散歩や軽くジョギングをするのであれば最適なコースではないかと思います。
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(池と神社を結ぶ木段のトレイル。山、池、神社、展望台、全てを絡めれば園内だけでも十分に楽しめると思います)

また、池と神社を結ぶ木段のトレイルや、池と展望台を結ぶ遊歩道もキレイに整備されているので、千鹿頭山森林公園内だけでも十分トレイルランニングを楽しめると思います。
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(遠足でここを訪れた時にはこんなに綺麗な公園ではありませんでしたし、こんな立派な案内図もありませんでした)

次回は今回のコースのすぐ近くにある「弘法山・中山」のコースを紹介したいと思います。
※今回のブログの写真は2012年11月下旬に撮ったもので、文章もその時点での状況を書いたものです。

2013年1月21日 倉田文裕

Linea cessata 「廃線敷ランニング」

僕の故郷は日本列島のほぼ中央に位置する長野県松本市です。
恵まれた自然に囲まれた山の都で、西側には日本の屋根「北アルプス」、東側には「美ヶ原高原」を望む事が出来ます。
旧国鉄廃線敷きウォーキング
安曇野市観光協会公式HPに掲載されているマップ。歩きながら歴史に触れられる片道約6kmの良いコースです)

そんな松本市のお隣には、平成17年10月1日に、豊科町・穂高町・三郷町・堀金町・明科町の5町村が合併して誕生した「安曇野市」があります。
安曇野市は北アルプスの山麓にひろがるのどかな田園地帯にあり、僕も、偶に安曇野市にある「光城山」や「長峰山」という人気トレッキングコースがある山に走りに行きます。
「光城山」や「長峰山」の紹介は、また今度にするとして、今回は最近知ったもう一つの人気のトレッキングコースを紹介したいと思います。
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(要所要所にしっかりと案内板が設置されており、JR明科駅から迷うことなく廃線敷へと入って行く事が出来ます)

今回紹介するのは、明科地域にある「旧国鉄篠ノ井線の廃線敷コース」で、昭和63年に廃線になった旧篠ノ井線跡を歩くというコースです。
86年間、人と荷物の足を務めたのちに、幕を閉じた旧国鉄篠ノ井線が、トレッキングコースとして生まれ変わり、かつての面影を色濃く残した、片道約6kmのほぼ平坦なコースを楽しむことが出来ます。
今回はJR明科駅からスタートし、旧第2白坂トンネル入り口で折り返して戻ってくるという往復コースで、片道約6km、往復約12kmの“廃線敷ランニング”を楽しんできました。
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  (コース上に2つあるトンネルのうちの1つ「三五山トンネル」。通行可能時間は冬期はAM7:00~PM5:00)

JR明科駅を出ると、ロータリーの北側に陸橋があるので、まずその陸橋を渡って線路沿いを北へ北へと進みます。
次に会田川という川を渡ると、山にぶつかるので、そこを左に曲がり、線路下を通って山を回るように進み、神明宮という神社の前を通り過ぎます。
神社の前を通り過ぎると、駐車場が現れるので、更にその奥へと進むと、電柱が並ぶ廃線敷がいよいよ見えてきます。
明科駅から廃線敷の入り口まで「旧国鉄篠ノ井線廃線敷遊歩道」という案内板が要所要所、丁寧に設置されているので、その通りに進めば、基本、迷う事なく廃線敷の入り口まで行く事が出来ると思います。
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(電柱が立ち並び、当時の信号機や仮設駅跡など、旧国鉄時代の面影が所々に残るコースはフラットで走りやすい)

廃線敷を走り始めると、すぐにコース上に2つあるトンネルのうちの1つ「三五山トンネル」というトンネルが見えてきます。
このトンネルは2010年4月に一般開放されるまでは、通行止めになっていて、左に迂回し、一度国道403号線に出て、トンネルの反対側まで行く必要がありましたが、現在は整備され、トンネル内は薄明かりのランプで照らされ、とても良い雰囲気で、快適に通り抜けられるようになっています。
トンネルを抜けるとそこは雪国…ではありませんでしたが、「三五山トンネル」を抜けると、そこには一直線に真ー直ぐ延びる綺麗な廃線敷がずーと続いていました。
以前は線路だった事もあり、幅も広く、終始フラットで、とても気持ち良く走る事が出来ますが、線路が撤去され、舗装されていない道がそのまま残されているコースなので、石コロがゴロゴロしている所もあり、捻挫には注意が必要かなと思います。
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(廃線敷きという事だけあって、コース上には写真のような石がゴロゴロな所もあるので、捻挫には注意だと思います)

「三五山トンネル」を抜けて、折り返し地点の白坂までの間、約20ヘクタールには、約3万本と言われる「けやきの森」が広がります。
樹木はフィトンチッドと呼ばれる物質を発しており、リラックス効果や免疫力の向上が期待できるとされているそうですが、中でも「けやき」は、その発生量が多いそうです。
そんな「けやき林」を駆け抜ける“廃線敷ランニング”は心身ともにリフレッシュできる“最高の森林浴”かもしれません。
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 (普通、踏切のド真ん中で寝ていたらメチャクチャ怒られると思いますが、ここは電車が来ないので怒られません)

線路を守る為、防災林として植えられた3万本のけやきの森を奥へと進むと、「けやきの森自然園」という森林浴とマレットゴルフを楽しめる公園が右側に現れます。
僕が走りに行ったときは既に紅葉も終わってしまっていましたが、春の芽吹き、秋の紅葉、福寿草など、四季折々の自然を味わう事が出来、綺麗なトイレもある公園なので、休憩ポイントとしても非常に良い公園だと思います。
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(コースの脇にあるマレットゴルフ場。福井県生まれのスポーツで、最も盛んにプレーされているのが長野県です)

その「けやきの森自然園」を横目に見ながら、廃線敷を更に奥へと進むと、2つ目のトンネル「漆久保トンネル」が見えてきます。
このトンネルは、明治時代の面影が今でも色濃く残る、総レンガ造りのトンネルで、全てレンガで造られているとは思えない位に美しいアーチを描く芸術的なトンネルです。
トンネルの長さ自体は、それほど長くないのですが、明科で焼かれたレンガが使われていて、趣があり、かつてはここを蒸気機関車が通っていたんだなと思うと、とてもワクワクしました。
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(コース上にあるもう1つのトンネル「漆久保トンネル」。明科で焼かれたレンガが使われている総レンガ造りのトンネル)

漆久保トンネルの上には木曽の御嶽山の表参道を開いた普寛(ふかん)像と裏参道を開いた覚明(かくめい)像が祀られています。
トンネルの上を通る細い道は昔の善光寺道で、ここはトンネルが出来る前は善光寺参りに行く旅人の近道だったので、道中の安全を願って祀られたそうです。
時間が無い方や疲れた方は、ここで引き返しても良いと思いますが、更に奥へと進むと、今はほとんど何も残っていない潮信号所という場所を経由して、コースの折り返し地点「旧第2白坂トンネル」前の大きな駐車場に到着します。
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(折り返し地点の「旧第2白坂トンネル」。明科駅からここまで約6kmですが、距離を感じさせない楽しいコースです)

復路は気持ち下り基調なので、往路よりも楽で、更に気持ち良く走る事が出来ます。
安曇野市のHPでは片道約6kmで、約2時間30分のコースと紹介されていますが、距離を全く感じさせないフラットで、非常に気持ちの良いコースなので、是非一度、歩きに(走りに)来ていただきたいと思います。
けやきが色付く10月下旬から11月初旬や新緑の5月などがおススメですが、夏、けやきの森の木陰で過ごすのも最高だと思います。
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(明科駅へと戻る復路は微妙に下り基調。往路よりも更に気持ち良く走れます。桜や紅葉の時季にも来てみたいです)

最後に、安曇野市観光協会公式HPに掲載されている「廃線敷きウォーク」の文章を紹介します。
『 旧国鉄篠ノ井線は明治35年に全通、長野県の南北を結び多くの人や物資を運搬してきました。
昭和45年に蒸気機関車が姿を消して電化され、昭和63年に新線が完成した事で86年間の役目を終えました。
レンガ積みの漆久保トンネルや当時の信号機など面影が残るコースを歩いてみませんか。
3万本のケヤキの木が植えられた、廃線沿いにはケヤキの森・漆久保トンネル・展望のよい東平などの見所もあり、ケヤキが色づく10月下旬から11月初旬・新緑の5月などはお薦めですが、夏、ケヤキの森の木陰で過ごすのも最高です。』

信州安曇野市にいらっしゃる機会がありましたら、是非「旧国鉄篠ノ井線廃線敷コース」を走る、もしくは歩いてみて下さい。

2012年11月26日 倉田文裕

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