Gara 2013 「レース」

Quinta gara 「第21回 日本山岳耐久レース 長谷川恒夫男CUP」

日時 2013年10月13日(日)、14日(祝)
種目 男子総合
タイム 第二関門 DNF
順位 記録なし

10月13日、「第21回日本山岳耐久レース 長谷川恒男CUP」、通称ハセツネに出場してきました。
結果はレース前から痛めていた右膝のケガが悪化してしまい、第2関門の月夜見山第2駐車場で棄権、ハセツネ出場7回目にして初めて途中リタイヤと言う形になってしまいました。
先ず、応援をしていただいた全ての皆様にこのような結果になってしまった事をお詫びしたいと思います。
申し訳ございませんでした。
ただ、僕自身はこのような状態になる事をある程度予想していたので、レースを終えた今の正直な感想としては、「今の自分に相応しい当たり前の結果になった」という感じです。
ハセツネ2013リザルト
   (「第21回日本山岳耐久レース」リザルト。来年はこのリザルトにしっかりと名前を残せるように頑張ります)

昨年までは毎年このレースに臨むにあたって、その前の年の自分よりも何かしら成長しているという、ある程度の手応えがあって出場していました。
しかし、今年に関しては3月のケガや7月、8月のスノーカントリートレイルの準備等で十分なトレーニングが出来ず、8月末に出場した美ヶ原のレースでも、ハセツネの2週間前に出場した裏磐梯のレースでも手応えを掴む事はおろか、逆に自信を失うような結果、内容になってしまっていたので、今年のハセツネに関しては、自分の成長が感じられないまま、何の手応えも無く出場するという状態でした。
実際、コンディションも身体の強さと言う意味でも、昨年のそれに比べ今年は大分劣っていたので、レース前には「昨年の自分勝つ」という目標を立てていましたが、今思えばその目標すら無謀なモノであったのかなと思います。
ただ、レースに出る以上は昨年の自分に負けたくはないので、昨年の自分を上回る結果を求めるというのは至極当然の事で、どんなに自分の状態が悪くても「昨年の自分に勝つ」という目標を立ててレースに出場した事は間違いではなかったと、今でも思っています。
ハセツネ2013完走率
   (今回のレースの出走完走数。2,000名どころか2,500名以上が走っている事を知りビックリしました)

「対昨年の自分」ではなく「対今の自分」に気持ちを切り替えなければと感じたのはスタートして間もなく、3kmちょっと走った所の今熊神社の上りを上っている時でした。
理由は3kmちょっと走ってきて体が温まってきても重いままで、息も上がり、全く安定しない為、このままペースを落とさないと確実に潰れると思ったからで、不本意ではありましたが、この時に「昨年の自分と戦う」という事から、「今の自分と戦う」という事に気持ちを切り替えました。
昨年はスタートから第一関門の浅間峠までの間を2:29’09で走りましたが、今年はそれよりも約10分遅い、2時間40分近くかかってしまいました。
この浅間峠までの幾つかある峠やピークを昨年はどのくらいのタイムで通過したのかというのをイチイチ覚えてはいませんが、昨年と比べてもペースがどうなのかというのは、その時の走りのスピードから何となく感覚でわかります。
なので、今年はこのスタートから浅間峠までの間を2時間30分では走れない事も、2時間40分くらいかかるであろうという事もある程度は予想していました。
ただ、まだこの時は「この後調子が上がってきて、第1関門から第2関門の間でここまでの遅れを挽回出来るかもしれない」という淡い期待を持ち合わせていたので、昨年よりも10分近く遅いこのタイムに焦る事も落胆する事もありませんでした。
2013 日本山岳耐久レース①
(予備関門の入山峠の手前。今熊山へと向かう登りで「対昨年の自分」から「対今の自分」に気持ちを切替えました)

体調に異変を感じたのは第1関門の浅間峠を過ぎてから土俵岳の手前まで続く比較的アップダウンの少ない、傾斜の緩い所を走っている時でした。
ここまでしっかり給水、補給をしてきましたが、急に嘔吐を催し、気分も悪くなってしまい、遅かったペースを更に遅くしないと前に進めない状態になってしまいました。
ただ、ここで一度でも立ち止まってしまうと、肉体的にも精神的にも、もう立ち直れなくなってしまうと思ったので、気持ち悪くて立ち止まりたいという気持ちをグッと我慢して、ゆっくりですが少しずつ前へ前へと進みました。
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(市道山手前。一気に下り、一気に上るこの区間がいつもよりもキツく感じました。写真:疾走写真館ハセツネ別館様)

結局、土俵岳を過ぎて三頭山の手前、西原峠へと向かうまでの間に2回ほど吐き、少し気分は良くなったのですが、相変わらずペースは上がらず、そのまま槇寄山、三頭山へと向かう急登の上り坂へと突入して行きました。
「こんなスローペースでしか前に進めない自分」、「この時点でまだこんな場所にいる自分」、「昨年の自分と勝負すら出来ない今の自分」、急な坂を登りながら色んな面で不甲斐ない自分に腹が立ち、最初は怒りのような感情が湧き上がってきたのですが、徐々にその感情は“怒り”から“情けない”という感情に変わっていき、最終的には涙が込み上げてきて、恥かしながら暫くの間涙を流しながら山を登っていました。
僕を抜いていくランナーの方やレーススタッフの皆さん、トレイル脇で応援をして下さっている観衆の皆さんに泣きながら走っている事を悟られたくなかったので、気持ちが落ち着くまでの間、サングラスをかけて目を隠していましたが、もうサングラスが必要ない、太陽も沈みかけた薄暗い時間に、ヘッドライトではなくサングラスを装着している僕を見て違和感を感じた方もいらっしゃったかもしれません。
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(フォトグラファーの藤巻翔さんにいただいた写真。ここから数百メートル進むと第一関門の「浅間峠」に到着します)

いつも以上にキツく感じた三頭山への急登をやっとの思いで登り終えると、山頂から鞘口峠までの間はしばらく重力に任せて走る事が出来る下りが続くので、少しホッとしていました。
しかしホッとしたのも束の間、下り始めて間もなく、今度は今レースリタイヤの直接の原因となった右ヒザの痛みとの戦いが待っていました。
右ヒザはレース前から既に痛めていたのですが、この三頭山から鞘口峠へと向かう下りで更に悪化してしまい、左足でかばってでないと走れない位になってしまいました。
僕がリタイヤを決意したのもこの三頭山から鞘口峠へと下っている最中で、第2関門でリタイヤする事が最良の選択であるという判断をしました。
あの時点で、もし、無理をすればトップ20を狙えるとか、昨年の自分を上回れるという可能性があったのならば間違いなく無理をしたと思いますが、ケガを悪化させてまで無茶をする理由が既にこの時何も見つからなかったので、僕は第2関門でリタイヤをするという決断を下しました。
2013 日本山岳耐久レース②
(今回のレースでは苦しい表情や泣きっ面といった恥ずかしい面を隠す為に長い時間サングラスをかけていました)

第2関門の月夜見山第2駐車場に何時到着したか覚えていませんが、僕の今年の日本山岳耐久レースはこの月夜見山第2駐車場への到着と同時に終了しました。
今回、ハセツネ出場7回目にして初めて途中棄権という結果に終わり、過去最も不完全燃焼なレースになってしまいましたが、正直、今の自分にはピッタリの結果が出て良かったと思いました。
とにかく今の自分は完全にトレーニング不足で、70kmを戦える身体ではない事は自分でも良くわかっていたので、変に中途半端な結果を残して、勘違いをしてしまうよりは、よっぽど良かったのではないかと思っています。
レース前は何の手応えもないスカスカの状態で臨んだ今回のハセツネでしたが、レース後には、今の自分に根本的に足りないモノ、それを得るためにこれからやるべき事、それを得た先に見えてくるモノ、それがハッキリとわかったので、非常に得るモノの大きい、とても価値のあるレースになったと思っています。
今回、多くの皆様から応援をいただいたにもかかわらず、このような結果になってしまった事を先ずお詫びしなければなりませんが、お陰様でこのレースでまた多くの事を学ぶ事が出来ました。
この経験を無駄にしない為にも、これから一日一日を大事にして、来年の春、新たなシーズンを最高の形で迎えられるよう頑張っていきたいと思いますので、皆様、これからも私倉田文裕を何卒宜しくお願い致します。

2013年10月25日 倉田文裕

Quarta gara 「裏磐梯山岳耐久レース2013」

日時 2013年9月28日(土)
種目 男子ショート21.4km
タイム 2:10’27
男子順位 1位
総合順位 1位

9月28日、今年4戦目のレース「裏磐梯山岳耐久レース2013」に出場してきました。
このレースには昨年2012年と3年前の2010年にも出場しており、今回で3回目の出場となりました。
昨年までこのレースは11月のアタマに開催されていたので、ハセツネの後にシーズンの締めとして出場していましたが、今年は9月の終わり、ハセツネの2週間前の開催だったので、調整と言う位置づけで出場しました。
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(本当はロングコースに出場したかったのですが、ハセツネの事を考えて今回はショートコースの方に出場しました)

昨年、このレースは1つの距離しかありませんでしたが、今年はロングコース(68.9km)とショートコース(21.4km)の2つの距離を選べるようになりました。
3年前は36km、昨年は49.2kmという距離を走ったので、本当は今年も68.9kmのロングコースを走りたかったのですが、2週間後に70km超のレース控えている中、この距離を走る事に不安があったので、21.4kmのショートコースの方に出場する事にしました。
裏磐梯山岳耐久レース2013 パンフレット
(裏磐梯山岳耐久レース2013のパンフレット。写真向かって右側の赤いウインドブレーカーを着ているのが僕です)

昨年もこのブログで書きましたが、このレースは少し特殊で、コース案内板もエイドステーションも設置されておらず、選手が自分で必要な装備を全て背負い、自分で地図を読みながら進みます。
「自然の中での遊びは自己責任」、「山のマナーやルールを知らない、リスク管理意識の低いトレイルランナーを生み出さない」、そんな素晴らしいコンセプトのもとに開催されている非常に男前なレースです。
裏磐梯山岳耐久レース ショートコース概要
 (レース前に大会公式ホームページでこのような「コースの概要」が発表され、参加者は自分で地図を準備します)

レースで使用する地図は、大会ホームページで発表されるコース概要をもとに参加者が自分で用意します。
全コースを迷うことなく完走できる地図であればどんなものでも良く、ロングコースに関してはレース前日に行われるコースガイダンスの中でその詳細が発表されます。
僕の出場したショートコースについてはコースガイダンスはなく、28日の朝7:00に受付が始まり、そのまま8:30にレースがスタートして制限時間の5時間後、13:30には全てのスケジュールが終了します。
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(ショートコースのスタート前。この日は暑くなく寒くもない絶好のコンディションで、これ以上ないトレラン日和でした)

義務装備は水1ℓ以上、行動食、防寒具、地図、コンパス、携帯電話の6点で、スタート前とフィニッシュ後の計2回装備チェックが行われます。
ロングコースの装備は水が2ℓ以上になり、ライトが加わります。
地図とコンパスが義務装備に含まれる少し特殊なレース故、毎年参加者が少なく、トップ選手も出てこないレースですが、裏磐梯を愛する個人・企業の協力の下、スタッフの皆さんも“裏磐梯愛”を持って運営にあたっていらっしゃる事が伝わってくるので、毎年「今年も裏磐梯に行こう」という気持ちにさせてくれる、色んな意味で心温まる、愛のあるレースだと思います。
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(今年もいこいの森グリーンフィールドにトップで帰って来る事が出来ました。ただ大事なのは結果ではなく内容です)

選手受付は「ラビスパ裏磐梯」というリゾート施設のすぐ隣にある「いこいの森グリーンフィールド」で7:00から始まり、8:10から義務装備のチェック、8:20から開会式があり、8:30丁度にレースがスタートします。
開会式の中でスタッフの方からショートコースは迷う方が難しいという説明がありましたが、実際その通りで、地図とコンパスを持っていれば問題なくゴールまで戻って来れるであろうというようなシンプルなコース設定でした。
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(今回のレースも僕の足元はTevaSphere。軽さ、グリップ、機能、全てを兼ね備えた完璧なシューズだと思います)

今回はシーズンの締めではなく、調整という位置づけでこのレースに出場したので、過去2回出場した時以上に明確なテーマを持って走る必要がありました。
そこで今回掲げたテーマは「今の自分の状態を知る為に脚と心臓をいじめる」という事で、とにかく最初から最後まで出来るだけトバすという事を意識しました。
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 (ショートコース表彰式。賞状と一緒に「コロンビアスポーツウェアジャパン」のトレッキングパンツをいただきました)

午前8:30、「いこいの森グリーンフィールド」をスタート、「ラビスパ裏磐梯」の南側を通って「雄国山」へと向かう登山道に入っていきます。
「雄国山」へと向かう登山道は基本上り基調で石がゴツゴツしている所はあるものの、綺麗なシングルトラックが続きます。
この上りを上っている時は身体が重く、息も上がってペースが上がらないという印象で、後ろには2位の人がピッタリと付いてくるのがわかりました。
ここでペースを落とすとレース前に掲げたテーマが無駄になってしまうので、正直きつかったのですが、ペースを保つように努力しました。
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(今年もスタッフの皆様のお陰で気持ち良く走る事が出来ました。レースに携わった全ての皆様に感謝申し上げます)

「雄国山」の山頂を越えると「雄国沼」に向かって下りが始まります。
2位の方は下りが苦手らしく、下りに入った途端大分離れたので、僕は下りも出来る限りトバしました。
「雄国沼」の湖畔まで下った後は沼の周りを一周して再び同じところに戻って来ます。
沼の周りを時計回りに一周するトレイルは、最初フラットなトレイルが続き、その後「猫石」に向かって一気に標高を上げ、「猫石」通過後はトレイルを少し下って、途中から林道に合流し、ほぼ水平移動で「金沢峠」の方に向かいます。
ゲートを通過すると、そこで林道は終わり、舗装路が始まって、その舗装路を進むと「金沢峠」に到着します。
「金沢峠」はショートコースで唯一の関門が設置されており、ここを12:00までに通過しないと、そこでレースが終わってしまいます。
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(レース後少しだけ五色沼に立ち寄りました。五色沼最大の毘沙門沼からは磐梯山の荒々しい火口壁が見えました)

「金沢峠」で通過チェックを受けた後は林道を「雄国沼」の方に向かって進み、先程「雄国山」から下ってきたトレイルを再び上って山頂を目指します。
この日は風もなく、青空が広がる最高の天気で、「雄国山」の山頂へと向かうトレイルから眺める「雄国沼」の景色は最高でした。
この「雄国山」にトップで到着した時点で勝ちは確信しましたが、大事なのは結果ではなく内容だったので、この「雄国山」の山頂からゴールの「いこいの森グリーンフィールド」まで下る最後の下りも気を抜く事なく、出来る限りトバして、脚をいじめぬく事を意識しました。
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(10月の頭に諏訪大社の上社本宮を訪れ「克栗お守り」という「スポーツ選手必勝御守」を新たに授かってきました)

21kmのレースだったので、2時間10分以内でのゴールを目標にしていたのですが、フィニッシュタイムは2時間10分27秒で、2時間10分をきる事は出来ませんでした。
ただ、この目標タイムは「21」という数字から適当に考えた何の根拠もないタイムだったので、特に気になりませんでしたが、今回のレースは「今の自分の状態を知る為に脚と心臓をいじめる」というテーマで臨んだレースだったので、そういう意味で今回のレースを振り返ると、正直ガッカリな内容でした。
感触としては70kmのレースを戦える身体ではないという感触で、脚も心臓も昨年の自分より弱いと感じました。
ただ、こればっかりは数ヶ月のトレーニングの積み重ねで強くしていくもので、1週間やそこらで何とかなるものではないので、“身体が弱いなら気持ちを強く”という意識で頑張らなければいけないと思いました。
Teva マルイ本館 ポップアップストア
(今年も僕のハセツネでの目標は前の年の自分に勝つことです。状態は良いとは言えませんが精一杯頑張ります)

明日出場するハセツネというレースは、唯一「対自分」という意識で臨める、僕にとってはとても大切で、特別なレースなので、昨年の自分に負けないよう、今の自分自身と戦い、納得のいくレースにしたいと思います。
いつの間にか話がハセツネの事になってしまいましたが、今年もこの「裏磐梯山岳耐久レース」はスタッフの方も、地元の方も、コースもとても温かくて最高のレースだと思いました。
来年は是非、ロングコースの方を走りたいと思います。
レースに携わった全ての皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。

2013年10月12日 倉田文裕

Terza gara 「第3回 美ヶ原トレイルラン&ウォーク in ながわ」

日時 2013年8月31日(土)
種目 70kmの部
タイム 9:39’48
総合順位 10位
男女別順位 10位
年代別順位 4位

8月31日、今年3戦目のレース「第3回 美ヶ原トレイルラン&ウォーク in ながわ」に出場してきました。
今年は5月に「第2回新緑の奥武蔵もろやまトレイルラン」と「第1回飯能アルプス~奥武蔵丸山スーパートレイルラン」に出場し、その後、今回のこのレースを前に6月に2レース、7月に1レースに出場を予定していましたが、8月3日にオープニングイベントを行ったスノーカントリートレイルの準備等が忙しく、出場が出来ず約3ヵ月ぶりのレースとなってしまいました。
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 (心も身体も出来ていない状態で臨み全てが散々なレースでしたが、完走出来たのはTevaSphereのおかげです)

「美ヶ原トレイルラン&ウォーク in ながわ」は今回3回目の出場で、昨年、一昨年と2位という結果だったので、年始にたてた今年のこのレースの目標は優勝でした。
しかし、5月のレース以降完全なトレーニング不足で、到底優勝など狙える状態ではなく、完走すら危ういと思っていたので、完走する事を目標にこのレースに出場しました。
「走れてない」→「身体が出来ていない」→「戦える状態じゃない」→「気持ちがついてこない」、結果は才能の無い人間が努力を怠ればこれが妥当という結果で、内容も序盤からトバした訳でもなく、中盤粘った訳でもなく、終盤追い込んだ訳でもなく、パッとしない内容でした。
タイムも昨年より約1時間遅く、良い所を探す方が難しいレースでしたが、唯一悪くないと思った点は完走する事が出来たという事だと思います。
美ヶ原コース
(美ヶ原の台上に一部歩行区間が設けられている特殊なレースですが、皆同じ条件なので全く問題はありません)

午前4時、まだ夜も明けない真っ暗な中レーススタート。
ヘッドライトの灯りを頼りにスキー場のゲレンデをひたすら登ります。
ここである程度この日の自分の体調がどうなのかをチェックしました。
ゲレンデを登りきるといよいよシングルトラックへ入って行きます。
ゼブラ山を通過して作業道へ入るとすぐに林道へと出ます。
その林道を下っている時に今回優勝した栗原孝浩さんと再会し、昨年のこのレース以来の再会だったので、少しの間雑談をしながら一緒に走らせていただきました。
第3回美ヶ原トレイルラン&ウォークinながわ
(結果も内容も散々で、良い所を探す方が難しいレースでしたが、何とか完走という最低限の目標は果たせました)

林道を下りきると再びシングルトラックを登り返し和田峠へ向かってアップダウンのある道を進んでいくのですが、この区間を走っている時にマイペースで走っているのに妙に息苦しく、筋肉が硬直して思うように動かない感じがして「あ~ここまで弱くなっちゃってるか」と自分にガッカリしながら前に進んでいました。
和田峠のエイドステーションを無補給で通過し、再びスキー場のゲレンデを上がって三峰山方面へ向かいます。
ここは本来ならば展望の素晴らしい稜線コースなのですが、この日はガスが濃く、これから向かう稜線はおろか、周辺の景色すら見えない状態でした。
そんな中扉峠のエイドステーションを何とか通過し、このレースの最高地点茶臼山に向かいました。
茶臼山の通過後は牧場内を走って美ヶ原の台上に向かうのですが、牧場内の開けた所は風が非常に強く、ガスも濃い状態だったので大変でした。
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(レース序盤はガスが濃く強風が吹き荒れていましたが、ゴールする頃には気持ちの良い青空が広がっていました)

毎年の事ですが、美ヶ原の台上は歩行区間で、走る事が許されませんので、早歩きで台上の途中に設けられた山本小屋のエイドステーションへと向かいます。
僕はこのエイドステーションも無補給で通過し、ビーナスラインを渡って物見石山へと向かいました。
物見石山周辺はガレた所が多く、その先、稜線から林道に出るまでの間も急傾斜の所に刈り払った笹がそのまま残っている所もあるので、転倒や落石に注意して進んでいかないといけません。
林道へと出た後は和田宿のエイドステーションまで約8km、約1,000mの標高差を林道と一般道を使って下りていきます。
昨年はここを優勝した山田琢也さんと話をしながら一緒に下り、栗原孝浩さんと3人で和田宿のエイドステーションへと向かいましたが、今年は昨年のようなスピードでは走る事が出来なかったので、何人かのランナーに抜かれましたが、無理をせずに完走する事だけを考えて和田宿へと向かいました。
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(「情けないけれども、これが今の僕」と自分に言い聞かせて走りました。現実を受け入れ次へ繋げたいと思います)

和田宿を出た後は水沢峠を越え、集落を通過して長門牧場へ向かうのですが、この長門牧場へと向かう林道の上りが僕はこのレースのコース上で一番キツイ区間だと思います。
と言うのは傾斜の緩い林道が約9km続き、同じような景色の中を延々ダラダラと上っていくので肉体的にも精神的にもキツク感じます。
特に昨年は走って上る事が出来たこの区間を今年はそれが出来なかったので余計キツク感じました。
長い長い林道をやっとの思いで登り終えると、エイドステーションのある長門牧場へと出て中央分水嶺トレイルへと入って行きます。
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 (優勝した栗原孝浩選手とゴール後に少し話をしました。ケガの不安と闘いながらの優勝。本当に素晴らしいです)

長門牧場から次のエイドステーションのある大門峠までは下り基調の林間トレイルを約10km進みます。
比較的アップダウンの少ない区間ですが、最後の最後大門峠の手前にコース最大傾斜の激坂が待っています。
その激坂を越えると最後のエイドステーションのある大門峠ももうすぐで、ここで最後の補給をして残り約12kmの道のりに備えます。
ここから林道や登山道を通って殿城山へと向かう訳ですが、僕はこの殿城山の山頂まで来てようやくあと少しだなと感じます。
最後は北の耳と南の耳を通過し、スタート直後に登ったスキー場のゲレンデを駆け下りてゴールへと向かいます。
ゴールタイムは昨年のそれよりも1時間遅い9時間39分。
何とか無事にゴールする事はできましたが、ここ数年のレースの中で最も情けなさを感じるレースとなってしまいました。
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(自身の走りは最悪でしたが、レースは本当に素晴らしいモノでした。レースに関わった全ての方に感謝いたします)

今回のこの結果と内容に悔しさを感じないと言ったら嘘になりますし、10月の本番レースに向けて何の手応えも得られなかった事には不安を感じていますが、「70kmのレースを闘える状態ではない」というこの現実をしっかりと受け入れ、残り少ない時間の中で「何をすべき」で「何が出来る」のかをしっかりと考えていきたいと思います。
今回、僕自身は招待選手に相応しくない走りをしてしまいましたが、レース自体は今年もとても素晴らしいモノでした。
暑い中レース運営に携わっていただいた全ての皆様と応援をしていただいた全ての皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。

2013年9月18日 倉田文裕

Seconda gara 「第1回飯能アルプス~奥武蔵丸山スーパートレイルラン」

日時 2012年5月26日(日)
種目 37km男子18歳~39歳
タイム 4:48’07
順位 2位
男子順位 2位
総合順位 2位

先々週の今シーズン初戦「第2回新緑の奥武蔵もろやまトレイルラン」から中2週、先日5月26日日曜日に今シーズン2戦目「第1回飯能アルプス~奥武蔵丸山スーパートレイルラン」に出場してきました。
このレースは埼玉県日高市の西武秩父線高麗駅の駅前広場をスタートし、飯能アルプス~伊豆ヶ岳~丸山へと続く縦走路を通って横瀬町の武甲温泉にゴールするというコースで、大会パンフレットで“幾度もアップダウンを繰り返す手強いコース”と謳っている通り、とても走りがいのある非常にタフなコースでした。
先々週のレースでは、コースの半分以上が舗装路と林道でしたが、今回のレースはスタート直後とゴール手前の舗装路以外はほぼトレイルで、全長37kmのコースの83.24%がトレイルという「これぞトレイルランニング」という感じの素晴らしいコースでした。
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(今回のレースは“2秒間隔で1人ずつスタートする”という特殊なスタート方式でした。僕は3番目にスタートしました)

午前8時、レーススタート。
ただ、このレースは「位置について、用意、ドン」の一斉スタートではなく、2秒間隔で1人ずつスタートして行きます。
日本山岳耐久レース(ハセツネ)のようにスタートから暫くの間交通規制をして車の通行を遮断できれば一斉スタートでも問題ないのかもしれませんが、そんな事はそう簡単に出来る事ではないので、駅前からトレイルの入り口までの住宅街は歩道から人が溢れない様にする為に今回のようなスタート方式にする必要があったのだと思います。
僕は今回のこのレースに招待していただいていたので、他の招待選手に続いて3番目にスタートしました。
スタート直後の舗装路は上り基調で、僕はいつも通りアップがてらマイペースで走りました。
舗装路が終わりトレイルに入る際に僕の前には3、4人のランナーがいて僕は4、5番目くらいでトレイルに突入しましたが、走れるところは走って、キツイ所は歩くという感じで無理のないペースで気持ち良く走っていたら自然と順位が上がり、いつの間にか2番になっていました。
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(全長37kmのコースの83.24%がトレイルという素晴らしいコースを堪能して大満足でゴールまで帰ってきました)

飯能アルプス~伊豆ヶ岳~丸山へと続く縦走路は日本山岳耐久レース(ハセツネ)のスタートから第一関門(浅間峠)までのように細かくアップダウンを繰り返しながら徐々に標高を上げていくという感じで、上り下りの走る歩くのメリハリやテンポ、上りから下り、下りから上りへのスムーズな移行など走りながら考えるべき事が色々あったので終始楽しく走る事が出来ました。
トレイルのサーフェースも傾斜の緩い走りやすい所もあれば、木段が続く所、激上りや激下りの所、岩がゴツゴツしているような所などなど非常にバラエティーに富んだサーフェースで全く飽きのこないとても良いコースだと思いました。
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(ゴール後最初に頂いたのはコーラ。レース中にもエイドステーションで飲みましたが、やっぱりコーラは力になります)

この日は日曜日で、天候にも恵まれたという事もあって、伊豆ヶ岳や丸山といった人気のある山々には沢山の登山者が登りに来ていて、特にお昼の時間帯には沢山の登山客の人達とすれ違いました。
楽しく山を登られている最中に僕らのような新参者が山を駆け回り、脇をすり抜けていくという事に不愉快な思いをされた方もいらっしゃったかと思いますが、こちらが「こんにちは」とか「すみません」と声をかけると皆さん快く道を譲って下さり、多くの方が「凄いね」とか「頑張ってね」と声をかけて下さいました。
レース中、快く道を譲って下さった皆様、心温まる声掛けをして下さった皆様、本当にありがとうございました。
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 (表彰式。アップダウンを繰り返すとてもタフなコースでしたが、また来年も走りたいと思える魅力的なレースでした)

レース序盤で2位まで順位を上げ、自ら潰れる事がない様、無理の無いペースでトップを追いましたが、大高山でも、伊豆ヶ岳でも、丸山でもトップとの差は約3分で縮まらず、最後は更に差を広げられてしまい、最後まで追いつく事が出来ませんでした。
最初にも書きましたが、今回のレースは全長37kmのコースの83.24%がトレイルという「これぞトレイルランニング」という感じの素晴らしいコースだったので、最後の約2.4kmの舗装路はフラットだったにもかかわらず今回のレースで最もキツいと感じる区間でした。
ゴールには2番目に到着しましたが、このレースはスタートが一斉スタートではなく、2秒間隔で1人ずつスタートするという方式でしたので、2番目にゴールしたからと言って順位が2位とは限りませんでしたが、僕の中では久しぶりにトレイルらしいトレイルを走り切れたという満足感があったので、順位はあまり気になりませんでした。
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(今レースを走り終わっての感想は一言「楽しかった」でした。課題は山積ですがこれからもマイペースで頑張ります)

正直、今回のレース前にトレーニングで走っていても手応えがなく、どうしたらケガをする前の自分を取り戻せるのかと本気で悩んでいましたが、このレースを走る事で吹っ切れ、細かい事は気にせず、トレイルで速く走る為にはどうしたら良いかという事をシンプルに考えようと思えるようになりました。
まだまだ課題が山済みで頭が痛いところですが、凡人が非凡な人に勝つにはどうしたらいいのか、凡人が凡人でなくなる為にはどうしたらいいか、その事をしっかりと考えながらこれからも一つ一つ成長して行きたいと思います。

2013年5月29日 倉田文裕

Prima gara 「第2回新緑の奥武蔵もろやまトレイルラン」

日時 2013年5月11日(土)
種目 20.5km男子18歳~39歳
タイム 1:52’09
順位 5位

今年のレース初戦が終わりました。
3月のアタマに手首の骨にヒビが入るケガをしてしまい、4月18日にようやくそのギブスが取れ、今現在もリハビリに通っている状態なので、レース一週間前まで、今回のレースに出場しようかどうしようか正直迷っていました。
加えて、スノーカントリートレイルのルート調査の仕事で寒暖の差が激しい中、色んな所に行っていた影響からなのか、レースの5日前くらいからずっと風邪気味で体調が優れなかった為、レース当日の朝まで走ろうか止めようか本気で迷っていましたが、最悪な状態の時に比べれば大分良くなり、去年11月のレース以降半年近くレースに出ていなかったので、レース勘を取り戻す為に、結果は気にせずに今回のレースに出場する事を決めました。
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(スタート。ロードランナーの方たちのスタートダッシュの速さにビックリしました。最前列の向かって一番右が僕です)

レース当日の天気は雨。
ただ、土砂降りではなくシトシト降っている状態だったので走るには全く問題ありませんでした。
それでも左手首が、まだリハビリの最中で、転んで手を着く訳にはいかなかったので、転ばないように下りは特に慎重に走る事にしました。
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(優勝に絡む事も出来ず平凡な順位でのゴールでしたが、無事にゴール出来た事にホッとし自然と笑顔になりました)

このレースには昨年も出場したので、コースの半分以上が舗装路と林道で、ロードランナー系の方達がスタートから一気に抜け出す展開になるとわかっていましたが、今回改めてロードランナーの方達のスタートダッシュのスピードが凄いなと感じました。
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(ケガから2ヵ月、皆様のお陰でようやくレースに出場出来るくらいまで回復しました。本当にありがとうございました)

上りは咳や痰の影響でいつも以上に息苦しく感じ、歩いてしまう場面が多々ありましたが、下りはその苦しさから解放され気持ち良く走る事が出来ました。
とにかくレース中はマイペースを貫き、前方にランナーが見えたらその人に追いついて前に出るという作業に徹しました。
ただ、最後の数kmだけは意識的にペースを上げ“自分を追い込む”という意味でラストスパートをかけました。
結局5位という平凡な順位でのゴールでしたが、半年ぶりのレース、そしてケガをして初のレースを何事もなく、無事に完走出来た事に正直ホッとしました。
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(今シーズンもTevaのトレランシューズ「TevaSphere」を履いて山を走ります。このシューズの可能性“無限大”です)

今回、結果は気にせず、レース勘を取り戻すというスタンスでこのレースに出場しましたが、レース中に走りながら、改めて「やっぱりトレランって気持ち良いな」と感じました。
今年3月、これからトレランシーズンの到来という大切な時期にケガをしてしまい、トレイルはおろかロードすら走れない時期がありましたが、お陰様でようやくレースに出場できるくらいまで回復しました。
今シーズンは今回のこのレースを皮切りに毎月何らかのレースに出場する予定ですが、気持ち良くトレイルを走れるという事が当たり前ではなく、幸せな事なんだという事を肝に銘じて、一戦一戦を大事に走って行きたいと思いますので、皆さま、今シーズンも何卒宜しくお願い致します。

2013年5月16日 倉田文裕
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